...素直(すなお)に申述(もうしの)べることにいたします...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...二階へ案内する旨(むね)を申述べた...
海野十三 「蠅男」
...さっき鶴子の母親が申述べたのと大体同じ様な答えをした...
江戸川乱歩 「鬼」
...なほつけ加へて申述べますと...
小穴隆一 「二つの繪」
...実は参上して申述べ度きところでありますが...
太宰治 「虚構の春」
...愚僧は大(おおい)に驚き慶蔵の申開きにはいさゝかの偽りも無之旨(これなきむね)申述べたくは存じ候ものゝ...
永井荷風 「榎物語」
...厚く御礼を申述べておく...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...この両者を前に申述べた教育と対照いたしますと...
夏目漱石 「教育と文芸」
...それも幼時の感じを申述(もうしの)べただけです...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...その怨みをはらしたのだと申述したが...
久生十蘭 「悪の花束」
...不実の申述(しんじゅつ)をして裁判を進行結審せしめた廉で...
久生十蘭 「湖畔」
...「ではこの部屋にあなたと被害者とそのほかにもう一人他の人物が居ったと申述されるのですな...
久生十蘭 「魔都」
...何より御答へ可申(もうすべき)かと惑ひ候へども思ひ出すままに一つづつ可申述(もうしのぶべく)候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...一寸挨拶を申述べます...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「幻の繪馬」讀後の感想是非とも申述度存居候ひし處...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...此處に十分に申述べることは...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...これから申述べまするお話をお聴き取り下されますれば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...及びその影響は昔から鼻が閊(つか)える程存在している事は前に申述べた通りであります...
夢野久作 「鼻の表現」
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