...貴下から縁談の申込みがある...
泉鏡花 「婦系図」
...かねての自分からの申込みによって首都の××大学の物理学講堂で第一回の『世界崩壊接近論』の講演を行なうこととなった...
海野十三 「放送された遺言」
...富豪は取りあへず寄附の申込みを取消して来た...
薄田泣菫 「茶話」
...ささやかな和解の申込みであったのだが...
太宰治 「散華」
...あたしに結婚を申込みましたのよ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...彼の申込みに応じて品は忘れたが彼の要求するものを引渡した...
寺田寅彦 「鷹を貰い損なった話」
...彼女は最近二人の男から結婚の申込みを受けていることを告げて...
徳田秋声 「仮装人物」
...土州軍への申込みに...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一本抗議を申込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次から内々の話があるといふ申込みです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...福沢氏の催した連中は興行中を通して五千人の申込みで...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...三の文学グループから座談会の申込みもあったが...
原民喜 「より美しく―より和やかに」
...すでに桟敷(さじき)の申込みもして置いた次第――江戸まで名が響いている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...他の部屋からも出品の申込みがあり...
柳田国男 「故郷七十年」
...そこへいって少しばかり強引に申込みました...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...その貴方様からのお申込みばかりは...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...却って彼の申込みを早めたかもしれない疑惑が胸を掠め...
横光利一 「旅愁」
...鹿児島からはワリニャーニの出発間際に有利な申込みがあり...
和辻哲郎 「鎖国」
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