...切腹を申しつける廉(かど)はない...
芥川龍之介 「忠義」
...罰として、きょうからあの表に張り出してある番附の順序に従って一日に一組ずつ、ここにある太鼓に棒をとおして、それぞれ女房と二人でかつぎ、役所の門を出て西へ二丁歩いて、杉林(すぎばやし)の中を通り抜け、さらに三丁、畑の間の細道を歩き、さらに一丁、坂をのぼって八幡宮(はちまんぐう)に参り、八幡宮のお札(ふだ)をもらって同じ道をまっすぐに帰って来るよう、固く申しつける...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「これからは申しつけるまで音曲は無用だ...
山本周五郎 「菊千代抄」
...城の留守は夏目に申しつける...
山本周五郎 「死處」
...そのため国もとへ長の蟄居(ちっきょ)を申しつけるものである...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...かかる大役も申しつけるのだ...
吉川英治 「三国志」
...これはそちだけに申しつける...
吉川英治 「私本太平記」
...この役目は和田呂宋兵衛(わだるそんべえ)に申しつける...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そちに申しつける急用ができた」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そちに守りを申しつける...
吉川英治 「新書太閤記」
...弥兵衛にはべつに申しつけることもあれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...王婆は死罪申しつける」「げっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...其方共に申しつける...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...なんで大事な役目を主人が申しつけるものか...
吉川英治 「親鸞」
...又四郎と林助に申しつける...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...楼主には後より糺明(きゅうめい)を申しつけるが取り敢(あえ)ず...
吉川英治 「旗岡巡査」
...武蔵に幽閉を申しつけるのでおざる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...申しつけることがある...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索