...私を他へ招(よ)んで申すには...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分であの人に申込みをするわけには行きませんもの...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...すぐあくる日にでも結婚の申しこみに乗りこんでもよかったわけだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...詰り東洋史といふものを日本史以外のものだと思つて居るのは全く間違だと申したことでありましたが...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...この始末でございます」「お送り申して上げたいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...旦那様に御目にかかって申上げたい事がございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前後から守護を申上げたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ざっくばらんに申しますが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「ともかくもその事を殿に早くお知らせ申しましょう」と急いで帰った由...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...処刑人にとつての責苦は返つて苛酷なるタンタレスの目的に適ふものだと申添へて置かずには居られない――と首垂れてゐました...
牧野信一 「タンタレスの春」
...されど歌の詞(ことば)と物語の詞とは自ら別なり物語などにある詞にて歌には用ゐられぬが多きなど例の歌よみは可申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...番語で申し付くると俄に一楪(はち)を捧げ至る...
南方熊楠 「十二支考」
...そうすると一時間の賃金と申しますものは決して一時間に生産できるものの値打を現わしておりません...
宮本百合子 「幸福の建設」
...諸芸に堪能なるお手前の表芸(おもてげい)が見たしと申すや否や...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...……と申しますのは...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...お案じなきよう御養育申しあげよう」義昭は...
吉川英治 「新書太閤記」
...これも近来になく晴々とした顔で――「物見の者が申すには...
吉川英治 「新書太閤記」
...「今さら何をか申しましょうや...
吉川英治 「新書太閤記」
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