...この御子(みこ)を世継の御位(みくらい)になしたまえと申(もうし)しかば...
泉鏡花 「歌行燈」
...申しわけの膝ッこを並べ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...申し開きようがある筈(はず)がない...
海野十三 「階段」
...弁護士から突然証人の申請が出たんです...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...まこと敬虔(けいけん)の心でお礼を申し述べ...
太宰治 「狂言の神」
...どう変っているか? それを説明するためにはこの犬の歴史から申し上げなければなりませんが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...わたくしめは一言も――何も申し上げては!」と使用人は声を張る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...さいぜんも申し上げる通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...その縄を蛇と見て驚くのが即ち人の妄想でございます……と申しましても...
中里介山 「大菩薩峠」
...本妻の命を狙つたのは大變なことだ」「可哀想なのは申松で」「綾の鼓(つゞみ)だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この申し合せはまた正しくもあった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...本人はフランス語を善くせざるゆゑ通訳に由りて申し立てたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...とはいへ如何に區域を廣くするとも非文學的思想は容(い)れ不申...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...善くお射中(いあて)になる方(かた)をお見上(みあげ)申すと同時に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...このJ・I・C秘密結社と申しますのは実は...
夢野久作 「暗黒公使」
...一體どういふ人間かと申しますと...
吉川英治 「折々の記」
...すべてを申しあげ尽してござるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...将門の手に帰すべし」という宣告を貞盛へ申し渡してある...
吉川英治 「平の将門」
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