...海誉法印(かいよほういん)の霊夢(れいむ)に由り……」「宗匠...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...其父正盛の勳勞を思ふに由りて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...をりに由り時にふれて...
田山録弥 「小説新論」
...物に由りて或は串(くし)に差(さ)されて燒かれしも有るべく或は草木(くさき)の葉に包(つつ)まれて熱灰に埋(うづ)められしも有るべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...砥石の類に摩(す)り付(つ)くる事とに由りて作(つく)り上げしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...等に混じて破碎せる人骨(じんこつ)の遺れるに由りて知るを得るなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...これ何に由りて然るか...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然れども大隈伯は其の未來の短かきを感ずるに由りて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この中で田賦に關しては九州に由りて等級を區別して居る...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...イエス・キリスト及びこれを死人の中より甦(よみが)えらせ給いし父なる神に由りて使徒となれるパウロ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...当会社はどこまでも仲介者の位置に立ち保証的の貴任丈を負ふべきに由り...
平出修 「瘢痕」
...元来品行の正邪は本人の性質に由り時の事情に由り教育の方法にも由ることなれども...
福沢諭吉 「女大学評論」
...或は交際の都合に由りて余儀なく此輩と同席することもあらんには...
福沢諭吉 「新女大学」
...今の法律に從ひ今の慣行に由り...
福沢諭吉 「帝室論」
...貧富に由り又は商買職業によりて住居は一概に論じがたし...
福澤諭吉 「養生の心得」
...半ば学理半ば迷想に由りて盛んに行われたもので(今日とてもこの類の物が薬餌(やくじ)香飾等と混じて盛んに行わるるは...
南方熊楠 「十二支考」
...われその由りて來たるところを求めて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...盜跖は何の徳を遵行したるに由りて此福を得たるなるか...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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