...忠義の心を察するに由りて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...花や散らむとて、成田へと思ふ心をひるがへして、松戸より北千住まで、汽車に由りて、やがて、熊ヶ谷土手に出づ...
大町桂月 「春の郊外」
...小金井に遊ばむには、甲州線に由りて、境に下り、小金井に出で、玉川上水を溯り、歸りには、國分寺より汽車に乘るが普通なるが、之をあべこべにしてもよし...
大町桂月 「春の郊外」
...物に由りて或は串(くし)に差(さ)されて燒かれしも有るべく或は草木(くさき)の葉に包(つつ)まれて熱灰に埋(うづ)められしも有るべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...古代に在ても地方(ちはう)に由り人種に由つては種々樣々(しゆ/″\さま/″\)なる住居(ぢうきよ)有りし事疑ふべからず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...以上所に由りては數十或は數百...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...然れば形状に由りて等(ひと)しく石槍と稱する物の中には...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...そはエスキモーが斯かる事を爲す時に用ゐる錘(おも)りと好(よ)く似(に)たる石片角片の遺跡(ゐせき)より發見さるるに由りて推考(すいかう)せらるるなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...然れども大隈伯は其の未來の短かきを感ずるに由りて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この中で田賦に關しては九州に由りて等級を區別して居る...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...イエス・キリスト及びこれを死人の中より甦(よみが)えらせ給いし父なる神に由りて使徒となれるパウロ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...或は交際の都合に由りて余儀なく此輩と同席することもあらんには...
福沢諭吉 「新女大学」
...今の法律に從ひ今の慣行に由り...
福沢諭吉 「帝室論」
...発音に由りて判断したりと云ふ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...これに由りて觀るに...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...われその由りて來たるところを求めて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...是れに由りて之を觀れば...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...殆んど縁も由りもないやうなものばかりだ...
吉川英治 「折々の記」
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