...田虫まで背負ひこんで...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...今や田虫の版図は径六寸を越して拡(ひろが)っていた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...カマス等の肉中には真田虫の原虫を含む...
村井弦斎 「食道楽」
...殊に鱒と鮭の生肉を長く食しおれば人の腹中に必ず真田虫を生ず...
村井弦斎 「食道楽」
...アングロサクソンのように彼を苦しめた田虫もまた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...ナポレオンの田虫は西班牙(スペイン)とはちがっていた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の田虫の活動はナポレオンの全身を戦慄(せんりつ)させた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の田虫は分裂する...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...一枚の紙のごとき田虫と共に格闘した...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...そうして彼の田虫は彼の腹へ癌(がん)のようにますます深刻に根を張っていった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の厖大(ぼうだい)な田虫の輪郭と格闘を続けなければならなかった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の伊太利と腹の田虫とを交換したかも知れなかった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...ルイザに腹の田虫を見せたことがなかったから...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼自身の平民の腹の田虫をハプスブルグの娘に見せた失敗を...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...コルシカの平民ナポレオン・ボナパルトの腹の田虫を見た一少女...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...そこで田虫の群団は...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...田虫(たむし)が根強く巣を張っていたために...
横光利一 「日輪」
...荒甲の田虫は眼球と一緒に飛び散った...
横光利一 「日輪」
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