...「……というような大分早稲田臭(くさ)いことを言われた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その田臭を拂拭した一人であることは異論ないのである...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...万事原口さんが周旋するようにこしらえたのだ」「そうか」「そうかは田臭(でんしゅう)だね...
夏目漱石 「三四郎」
...ぼくはよそう」「また田臭を放った...
夏目漱石 「三四郎」
...いい落ちとしたが、昭和四年春帰京、高円寺にいた西村酔香君のそばの下宿に旬日いたが、今日では見られない、入り口へ宿泊人の生国と名前を小さく木札へ書いて提示してある、宇野浩二氏の「恋愛合戦」に出てくるような下宿屋で、その田臭に、純東京育ちの私はとうてい耐えられなくて、金馬君のところへ逃げ込んだ...
正岡容 「わが寄席青春録」
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