例文・使い方一覧でみる「田」の意味

...「井田君は甘く寢られればいゝが」と彼れは心から親切にさう思つた...
有島武郎「半日」

...與謝野晶子氏も窪田空穗氏も寄稿家であつた... 與謝野晶子氏も窪田空穗氏も寄稿家であつたの読み方
今井邦子「水野仙子さんの思ひ出」

...トラックに満載（まんさい）されてきますよ」「なるほど」帆村は又（また）鴨田の方へ向き直った... トラックに満載されてきますよ」「なるほど」帆村は又鴨田の方へ向き直ったの読み方
海野十三「爬虫館事件」

...栗橋の鉄橋の向こうに中田の遊廓の屋根もそれと見える... 栗橋の鉄橋の向こうに中田の遊廓の屋根もそれと見えるの読み方
田山花袋「田舎教師」

...神田駅のガアド下までと決めた... 神田駅のガアド下までと決めたの読み方
徳田秋声「仮装人物」

...芝田さんを罵倒しました... 芝田さんを罵倒しましたの読み方
豊島与志雄「白い朝」

...山田は秀子の方が自分を誘惑したのだと思っていた... 山田は秀子の方が自分を誘惑したのだと思っていたの読み方
豊島与志雄「掠奪せられたる男」

...国に少し田地（でんじ）を有（も）っていた... 国に少し田地を有っていたの読み方
夏目漱石「彼岸過迄」

...神田、鎌倉河岸から雉子橋（きじばし）ぎわまで、ずっと火除地（ひよけち）で、二番原から四番原までのひろい空地は子供たちのいい凧あげ場になっている... 神田、鎌倉河岸から雉子橋ぎわまで、ずっと火除地で、二番原から四番原までのひろい空地は子供たちのいい凧あげ場になっているの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...田谷が一寸出た、きれいな声... 田谷が一寸出た、きれいな声の読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...六月十一日〔巣鴨拘置所の顕治宛　山口県島田より（封書）〕六月十一日　　島田第四信寿江子から手紙で... 六月十一日〔巣鴨拘置所の顕治宛　山口県島田より〕六月十一日　　島田第四信寿江子から手紙での読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...熱心に聞いていた山田がまた口を出した... 熱心に聞いていた山田がまた口を出したの読み方
森鴎外「食堂」

...ツイこの頃まで生きていた太田道灌（どうかん）のお声がかりなんてえシミッタレた町たあ段式が違うんだ... ツイこの頃まで生きていた太田道灌のお声がかりなんてえシミッタレた町たあ段式が違うんだの読み方
夢野久作「近世快人伝」

...どの田畑にどの種を選んで播くかということの難しさは... どの田畑にどの種を選んで播くかということの難しさはの読み方
横光利一「夜の靴」

...越前浄教寺に起った中条流の富田一族と... 越前浄教寺に起った中条流の富田一族との読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」

...その細川藤孝が織田家に随身することとなってから... その細川藤孝が織田家に随身することとなってからの読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」

...伊豆の片田舎からわざわざ妻を娶（めと）ろうなどという聟君（むこぎみ）は... 伊豆の片田舎からわざわざ妻を娶ろうなどという聟君はの読み方
吉川英治「源頼朝」

...右のほかにはなお友人故太田正雄君がイタリア語訳本から重訳したフロイスの年報（『日本吉利支丹史鈔』所輯）をも用いた...
和辻哲郎「鎖国」

「田」の読みかた

「田」の書き方・書き順

いろんなフォントで「田」