...彼はいわゆる用心深い人で...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...用心深いオイルメン(?)は色をあまり気にしないで...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...まるで戦国時代の土豪の邸とでもいった用心深い建物なのです...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ひどく用心深いじゃありませんか」警部はそんな事を云いながら...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...非常に用心深いたちだからね」明智がニコニコしながら答えた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...用心深い偽善者どもよ...
太宰治 「斜陽」
...夫は用心深い代りに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...緊張した用心深い態度で見はつていた……というのはこの男も同胞たちもタイガー・チローンがうろついている危険の影についてはよく知つていたからである...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...――いやそれはかえって用心深いやり方だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...馴染(なじみ)の客は用心深い家(うち)の様子を知って...
永井荷風 「ひかげの花」
...鼠としても大変用心深い鼠である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分の顔へ絵の具で菊石を描くほどの用心深い奴ですよ」「どこに居る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の顏へ繪の具で菊石を描くほどの用心深い奴ですよ」「何處に居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本当に罪のないものなら、きっと助けて下さるに違(ちげ)えねえ」「そうでしょうか、銭形の親分さんは、若旦那の甲子太郎様を助けて下さるでしょうか」「まア行ってみるがいい」「常盤橋の親分さんに悪いようなことはないでしょうか」「そんな事を言った日にゃ、甲子太郎の口書爪印(くちがきつめいん)を取られて、話が面倒になるぜ」「それじゃ、銭形の親分さんにお引合せ下さい」四十男の理三郎は、用心深い代りに、いざとなると性急(せっかち)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荒っぽい長髪天才にしてはかなり用心深い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...また少からぬ部分を勤勉な用心深い労働者の扶養から怠惰軽率な労働者の扶養分に廻すこととなって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...用心深い手にかかると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...少々臆病すぎるくらい用心深いのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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