...日用向けの家具を探している...
...果すべき用向きの多かつた夫は...
芥川龍之介 「秋」
...師匠の用向きにてこれこれと答えますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...用向きも何もあるものか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...御用向きは?」「いや...
直木三十五 「南国太平記」
...来年の春には活動写真買入の用向を帯びて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そのつもりでいてくれというのが彼の用向であった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それについて旅費の都合は出来まいかというのが母の用向(ようむき)であった...
夏目漱石 「道草」
...陸上にも諸種の用向を帯びた旅客が絶えず徘徊しつつあった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...傲慢(ごうまん)に笑ったのは用向きを聞いた時だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...精一杯虚勢を張って用向きを訊くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...金や本や衣類の用向きの形はとらないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お会い申す暇がないと申されます」「しかし手前の用向も同様...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...遠方行きにきまっとる」「成る程なあ」「ところで今日の用向きは何かいな...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...用向きをたずねたが...
吉川英治 「黒田如水」
...じつは今度のわしの用向きというのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...云い出す急な用向きも忘れて...
吉川英治 「源頼朝」
...その用向きというのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それぞれ用向きの程度によって...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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