...日用向けの家具を探している...
...実用向きの幅(はば)のひろいセメント道路が出来ていた...
海野十三 「海底都市」
...重大(ぢゅうだい)な容易(ようゐ)ならぬ用向(ようむき)の其(その)書面(しょめん)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...第五十八段に実用向遁世法を説いているのなどもその傾向を示すかと思う...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...ステパンがさせられる用向にも...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...さう云ふ時にステパンは何事にも服従しなくてはならぬと云ふ立場からその用向を辨ずることにしてゐる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...その用向きを遠慮して...
中里介山 「大菩薩峠」
...はなはだ簡単な用向(ようむき)であるから平生ならばどうとも挨拶(あいさつ)ができるのだけれども...
夏目漱石 「思い出す事など」
...陸上にも諸種の用向を帯びた旅客が絶えず徘徊しつつあった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...開き直って用向を尋ねた...
森鴎外 「二人の友」
...お計らい下さいましょうか」「水戸へくだる御用向きは」「甲辰の事について...
山本周五郎 「新潮記」
...けれども用向は用向である...
山本周五郎 「百足ちがい」
...使者の用向きは、今度の上杉討伐に、三成の子息隼人(はやと)も従軍することになっていたので、それを誘いあわすためであった...
吉川英治 「大谷刑部」
...とくにそちがわしを尋(たず)ねてきた用向(ようむ)きとはなんであるな」「右大臣家へのご托使(たくし)にござります」「托使? ……では晴季公よりのご用でもないのか」「さればです!」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...何か用向きがあってのことか」「中国でお暇をいただく折...
吉川英治 「新書太閤記」
...これへ参った用向きといえば...
吉川英治 「新書太閤記」
...用向きを云い出される迄は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...米沢へ立ってもらいたいが』『御用向は』『先に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...君側の大事な用向などには遣(や)れたものではない...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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