...もう器官は全然用をなさないのだ...
海野十三 「海底都市」
...特定の一目的のほかは何らの用をなさない機械なるものをあやつって高くたかく地を離れるのだから...
谷譲次 「踊る地平線」
...特定の一目的のほか用をなさない機械なるものをあやつって...
谷譲次 「踊る地平線」
...あれは煖房の用をなさないこと...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...石油を入れてみると底のハンダ付けの隙間から油が泌(し)み出して用をなさない...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...それ自身独立孤立しては全く用をなさない...
戸坂潤 「科学論」
...ほとんど物の用をなさないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...その用をなさないのである...
蜷川新 「天皇」
...小学校其の他肥料として用をなさないものは...
火野葦平 「糞尿譚」
...底よりも上についているので用をなさない...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...人間が亡びるということをも言わなくては用をなさない言い方である...
山之口貘 「つまり詩は亡びる」
...彼のみじん流は用をなさない...
山本周五郎 「山彦乙女」
...一般に従来の他律的倫理は現代の生活に害こそあれ用をなさないものであると思う...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...その目が用をなさないので...
吉川英治 「江戸三国志」
...完全な秘図の用をなさない以上...
吉川英治 「江戸三国志」
...大兵もついに用をなさない...
吉川英治 「三国志」
...ほとんど用をなさないからであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鉈では用をなさないのである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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行くところまで行った 叛臣 採石場
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