...「あの妊婦さんはもう産気が出ているので、病院に急いで連れて行かなければならない...
...「お産が近づいているので、母は産気を感じている...
...「出産の時は、産気が来たらすぐに救急車を呼んでね...
...「産気が出た時には、旦那さんはパニックにならないようにしなければならない...
...「もしかしたら、今日にでも産気が出るかもしれない...
...こらしめのため、里へかえそうかなどと考えているうちに、あいにくと懐姙(かいにん)で、しかも、きょうこの大晦日のいそがしい中に、産気づいて、早朝から家中が上を下への大混雑...
太宰治 「新釈諸国噺」
...其処を通っているうちに急に産気づいたので...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...産気のついた者をこんな山中にうっちゃって置いては...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...それにしても産気のついた者を伴(つ)れて往くこともできないから...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...今年も前の晩から産気づきながら容易に分娩しないので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...産気(さんけ)づいた彼女はしきりにニヤア/\云ひながら彼の後を追つて歩くので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...しばらく床に就きッきりであった叔母が産気づいて来たのは...
徳田秋声 「足迹」
...産気が次第について来た...
徳田秋声 「黴」
...その日お銀は朝から少しずつ産気づいて来た...
徳田秋声 「黴」
...庭の柘榴の木の下で産気(さんけ)づいて...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...産気が次第についてきた...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...予定よりも三週間ばかり早く産気を催した...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...幸(さいわい)に御米の産気(さんけ)づいたのは...
夏目漱石 「門」
...産気(さんけ)のついた男じゃあるまいし止(よ)すがいいと冷かしたからこの頃は廃(よ)してしまった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...産気づきでもしたら...
火野葦平 「花と龍」
...夜なかに咲枝が産気づいた年でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中宮御産気とは聞えて来ない...
吉川英治 「私本太平記」
...相互の砲弾がいちどに鳴りとどろく中に産気づいて男の子を生みおとしたのである...
吉川英治 「日本名婦伝」
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