...彼の生硬な態度がうざい...
...生硬なスピーチでは聞き手を引き込めない...
...彼は生硬な反応を示した...
...昨日の会議で彼女は生硬な質問をした...
...生硬な口調で話すと相手を傷つけてしまう...
...文章(ぶんしやう)の章句(しやうく)においても往々(わう/\)生硬(せいかう)な惡譯(あくやく)があつて...
伊東忠太 「國語尊重」
...稜鏡(プリズム)の生硬(なま)な色にたち雜(まざ)つた黄ばんだ金剛石のやうに藁色(わらいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...その悩みと望みと、クレムリン宮殿の外壁と劇場広場(テアトラリヌイ・プロシヤト)の鳩とに、資本家のない国はあたらしいダイナモのような力と、生硬と、自己期待と、宗教的感激とをもって沈黙のうちに運転している...
谷譲次 「踊る地平線」
...しかし、あなたは、いつか日本の代議士がしたように、特にそのため、前の晩にホテルの寝台で読んで来た、政治哲学めいた翻訳書の知識から、生硬な二、三の問題を出して、彼を苦笑させたりしてはなりません...
谷譲次 「踊る地平線」
...字を見なければ分らない或は字を見ても讀めないやうな生硬な術語などをやめてしまつて...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...生硬な造語や文法的な杜撰はその一徴表にすぎなかったので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それに関して云い表わす術語が少し位い生硬だろうが日常語として無意味であろうが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...訳文も場合によっては地味に過ぎて生硬であったりするので...
戸坂潤 「読書法」
...閣下初めより一定の成算を有せず偏へに斯波社寺局長平田法制局長等の献策を聴きて生硬未熟の法案を提出し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ウエリントンは毫も公衆の感情に頓着せざると共に、又公衆に好愛せらるべき、傾向を其の天分に発見せざりき、彼れの態度は冷静なりき、乾燥なりき、生硬なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこにはむやみと生硬の漢語や...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...今日の自由詩はまだ皆生硬で眞のシムボリズムになつて居ません...
萩原朔太郎 「ふつくりとした人柄」
...而もその直した方が、生硬な、文法に合はないセリフなので、くさる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...生硬な表情...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...時々生硬な漢語などを交へた...
水野仙子 「女」
...それにこのような生硬不熟な...
村岡博 「茶の本」
...しかしそう云っては生硬になるのが嫌(いや)です...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...現在の標準語においては生硬なる近年の造語までも引っくるめて...
柳田國男 「地名の研究」
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