例文・使い方一覧でみる「生皮」の意味

...このかばんは生皮で作られている... このかばんは生皮で作られているの読み方

...生皮をなめすと革になる... 生皮をなめすと革になるの読み方

...生皮そのものは柔らかい... 生皮そのものは柔らかいの読み方

...材料は生皮か、シナベニヤ板... 材料は生皮か、シナベニヤ板の読み方

...生皮のシワを伸ばし、ギュッと圧着する... 生皮のシワを伸ばし、ギュッと圧着するの読み方

...蛙（かえる）の生皮（なまかわ）をはいだり... 蛙の生皮をはいだりの読み方
江戸川乱歩「孤島の鬼」

...よれからむ生皮（いきがは）の帆布は翕然（きふぜん）としてひとつの怪像となる... よれからむ生皮の帆布は翕然としてひとつの怪像となるの読み方
大手拓次「藍色の蟇」

...でないとお前たちの生皮（なまかわ）を引（ひん）むいでしまうぞ... でないとお前たちの生皮を引むいでしまうぞの読み方
トルストイ　Tolstoi 菊池寛訳「イワンの馬鹿」

...生皮を剥くにはかなり骨が折れる... 生皮を剥くにはかなり骨が折れるの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...全身の生皮（なまかわ）を剥がれて... 全身の生皮を剥がれての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...猫の生皮を剥いでそれが歩き出した... 猫の生皮を剥いでそれが歩き出したの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そこで米友は畳みかけて、「それもお前、普通の遺身（かたみ）と違って、生皮なんだろう、それをお前、欲しがって離れられねえというのは人情だろうじゃねえか、人情を無視して、それを引裂こうなんて、どうしても罪だなあ」米友が、その怪力で後ろから車の桟を抑えているものだから、前なる車力が、車を引き出そうにも引き出せません... そこで米友は畳みかけて、「それもお前、普通の遺身と違って、生皮なんだろう、それをお前、欲しがって離れられねえというのは人情だろうじゃねえか、人情を無視して、それを引裂こうなんて、どうしても罪だなあ」米友が、その怪力で後ろから車の桟を抑えているものだから、前なる車力が、車を引き出そうにも引き出せませんの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...大きな足に牛の生皮（きがわ）を縫合せた堅（かた）い靴を穿（は）いている... 大きな足に牛の生皮を縫合せた堅い靴を穿いているの読み方
夏目漱石「満韓ところどころ」

...生皮（なまかは）のまゝ手に入れ... 生皮のまゝ手に入れの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...丸木は生皮を剥いで水に漬け... 丸木は生皮を剥いで水に漬けの読み方
久生十蘭「藤九郎の島」

...（えい）の皮で生皮を剥がれることだった... の皮で生皮を剥がれることだったの読み方
久生十蘭「ノア」

...罪深い生皮を剥がれても... 罪深い生皮を剥がれてもの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...出来上ることをたのしみにして織っていた機の上に弟でありまた良人であって乱暴もののスサノオが馬の生皮をぶっつけて...
宮本百合子「衣服と婦人の生活」

...あるいは野猪（のじし）の生皮（なまかわ）を一寸角ばかりに切って... あるいは野猪の生皮を一寸角ばかりに切っての読み方
柳田国男「年中行事覚書」

...されど生皮（なまかわ）を其のまゝ着たる故... されど生皮を其のまゝ着たる故の読み方
柳田国男「山の人生」

...隼人は「生皮を剥（は）ぐ」という昔の刑罰を思いだした... 隼人は「生皮を剥ぐ」という昔の刑罰を思いだしたの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...彼は生皮革（なまがわ）で巻いたマキリの（つか）をシッカリと握り直した... 彼は生皮革で巻いたマキリのをシッカリと握り直したの読み方
夢野久作「白菊」

...有馬の船隊は船にやぐらを作りその前面に生皮を張って銃撃のなかを突進して行った...
和辻哲郎「鎖国」

「生皮」の読みかた