...自己完成の日を待たば永劫に輪するも遂に傳道の生活に入ることを得ざるは云ふを須ゐざるところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...智的生活に於て私は始めて二元の生活に入る...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...新生活に入る能力...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...遂にその社會主義を棄てて宗教的生活に入るに至つたまでの――思想の動搖を一篇の骨子としてゐる上に於て...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...この事件は新らしいそして男らしい生活に入る始めであつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...そしてもっとも正しい生活に入る事を思わねばならぬ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...いよいよ文学者生活に入ることになったのであるからその...
高浜虚子 「子規居士と余」
...正身心を持して不動の生活に入ることが出来たのである...
種田山頭火 「其中日記」
...彼女に園田のような輝かしい前途をもっている青年との結婚生活に入るに当たっては...
徳田秋声 「仮装人物」
...知らぬ生活に入る可く往ってしまう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...神の公審判を受けて永遠の生活に入るからである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...十四百姓弥之助はこの農業生活に入るにつれて服装の上で不便を感じ出した...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...今日(けふ)から愈積極的生活に入るのだと思つた...
夏目漱石 「それから」
...今日から愈(いよいよ)積極的生活に入るのだと思った...
夏目漱石 「それから」
...その人と新しい結婚生活に入ることが発展だという風に理屈づけるけれども...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...その淫蕩で豪奢な生活を変えるよう・現世の野心を捨てて孤独静穏な哲学的生活に入るよう・すすめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女と君とが幸福な結婚生活に入ると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...君は彼(か)の令嬢との新婚生活に入ると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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