...飯田町の子分の内には、玄関の揚板の下に、どんな生意気な、婦(おんな)の下駄が潜んでるか、鼻緒の色まで心得てるんだ...
泉鏡花 「婦系図」
...口のへらない生意気なやつだ」と怪塔王は...
海野十三 「怪塔王」
...傭人(やといにん)の癖に生意気な!」あられもない暴言が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...日頃から生意気なもんで...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...出鱈目ながら生意気な事を云った...
谷崎潤一郎 「少年」
...「何が生意気なのさ...
徳田秋声 「縮図」
...生意気な風をしといて...
豊島与志雄 「電車停留場」
...生意気な教師だろう)と反感をもって...
直木三十五 「死までを語る」
...この生意気な若僧(わかぞう)にはあるらしいと...
中島敦 「弟子」
...生意気ないい分であるかもしれないが...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...世の中には野だみたように生意気な...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...神田千鶴子、全然無言、生意気なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何時そんな生意気な事を覚えたのだらう...
牧野信一 「青白き公園」
...県庁から生意気な役人がくっつき歩き...
柳田国男 「故郷七十年」
...それは足柄(あしがら)山の明神が生意気な山だといって...
柳田國男 「日本の伝説」
...こんど生意気なまねしたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...少し怒っているような口ぶりでございます」「生意気な!」弥助は叩きつけるような語気で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小生意気なまねをすると...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索