...お前達は自分の生意気な好奇心を恥ぢなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...生意気な事をいう奴だと腹で思うばかりでなく...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...生意気なことを言うわい...
太宰治 「走れメロス」
...余りに生意気な言葉だ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...とにかく私が何かひどく生意気な口答えをしたのであったらしい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...顔へ傷まで付けられた上へ生意気なる某などと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...皮肉で生意気なことを言う癖に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どのような事かと云えば、皆多年の実験から出た交際の規則で、男、取分けて若い男という者はこうこういう性質のもので有るから、若(も)し情談をいいかけられたら、こう、花を持たせられたら、こう、弄(なぶ)られたら、こう待遇(あしら)うものだ、など、いう事であるが、親の心子知らずで、こう利益(ため)を思ッて、云い聞かせるものを、それをお勢は、生意気な、まだ世の態(さま)も見知らぬ癖に、明治生れの婦人は芸娼妓(げいしょうぎ)で無いから、男子に接するにそんな手管(てくだ)はいらないとて、鼻の頭(さき)で待遇(あしら)ッていて、更に用いようともしない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...電気屋の生意気なのが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夜の部相当ふざけ、ハネてシャン/\/\としめる、劇場の連中挨拶に来るが寺本来ず、生意気なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...おまけに近頃では生意気な駄々をこねるのである...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...師匠は生意気な弟子を睨めると...
松永延造 「職工と微笑」
...魚というものは生意気なもんだねえ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思ひながらだまって口をむすんでそらを見あげてゐました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...」「生意気な!」と...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...ねえお父さんもう争いはよしてほしいと思うんです私がこんな生意気なことを言ってはすみませんけどぜんたい...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...しかし生意気な事を言うようですが...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...生意気な口をきくとなぐるぞとおどかしつけて...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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