...岡村は何(な)に生意気なことをと目に角立てる...
伊藤左千夫 「浜菊」
...口のへらない生意気なやつだ」と怪塔王は...
海野十三 「怪塔王」
...今になって大馬鹿野郎めに己の面先(つらさき)で生意気な真似をさせておくと思うか? 手前たちだってやり方は心得てるんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...生意気な口をききやがる」俺は生意気な気持で言ったのではないが...
高見順 「いやな感じ」
...これまた生意気な次女である...
太宰治 「ろまん燈籠」
...初めて日本語を使った――その小生意気な運転手君に連れられて一同と共に...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「あの青年は実に生意気なふうをしている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その生意気な言い分が...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまり生意気な真似をするな...
中島敦 「プウルの傍で」
...――僕は生意気なことを言つた...
中原中也 「小林秀雄小論」
...はなはだ穏かならぬ生意気な...
夏目漱石 「坑夫」
...そんな生意気なことをいうなら...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...あのことで――玉井の奴、おれをさしおいて、じかに、吉田の大将に面会するなんて、生意気な奴じゃ...
火野葦平 「花と龍」
...これであの生意気な黄色い人種を...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...差出がましく生意気なる可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...魚というものは生意気なもんだねえ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...こんど生意気なまねしたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「何んていう生意気なやつだろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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