...生仏(いきぼとけ)だ...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...「生仏(いきぼとけ)――」かう言つてその人も話した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...あの生仏さまにあるものですか...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そして昨夜(ゆうべ)はかうして私達と此処に一緒においでになつた――生仏さまは...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...生仏(いきぼとけ)さまぢや...
土田耕平 「さがしもの」
...一般の善男善女の前には生仏(いきぼとけ)と渇仰される生仏だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...生仏を地獄に落したほどの女が...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸中の人が大騒ぎをする生仏様であったにしても...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...生仏(いきぼとけ)さまの血脈(おちすじ)が...
長谷川時雨 「九条武子」
...一時喧伝(けんでん)された奥州佐久間の孝女お竹なる者が生仏として霊験をあらわすという談(はなし)を前篇四冊後篇三冊に編んだもので...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...ちょうど真っ黒な金属の誕生仏(たんじょうぶつ)そっくりの裸の童子が飛びだして来て...
吉川英治 「三国志」
...誕生仏の頭から甘茶を注(そそ)ぎまいらせる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...誕生仏(たんじょうぶつ)の真似して見せているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...法門に住んで怖いのは、人を、ややともすると、生仏かのように、崇(あが)めこむことじゃよ」ふたりが、話に熱しているまに、いつか、膳や銚子(ちょうし)などが、運ばれて来ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それに「一切衆生仏性無し」を対せしめるからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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