...おのれは人間と生まれながら...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...生まれながらの殺人者の相貌(そうぼう)なのであろう...
江戸川乱歩 「影男」
...人間がおのれの欲せざるところを他に施すという我欲を生まれながらに持っている以上は...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...ベエコンが生まれながらに持つ大胆と慎重の混合たる...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彼は生まれながらの機知を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...村人たちの生まれながらの剛情な心を養ったのであろう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...生まれながら原罪を免れ...
永井隆 「この子を残して」
...この曲はチャイコフスキーの生まれながらの憂鬱(ゆううつ)の総勘定であり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...知的階級に属した家に生まれながら...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...我中華に生まれながら...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...生まれながら高貴なレディ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...シルバデールは生まれながらの犯罪者だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...生まれながら、ふさふさの白い皮膚を持っています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...芸一本槍で血の汗を流してゆくよりありますまい」「…………」「まったくお前は生まれながらの落語家だ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...* Marx-Engels Archiv,, 252.** Misre de la philosophie, Prface, p..さて無産者は彼らの基礎経験の特殊なる構造の故に生まれながらの弁証論者であるから...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...今の事業多き時代に生まれながら問題の大小をも弁(わきま)えず...
柳田国男 「遠野物語」
...童子生まれながらにして牙生い髪長く...
柳田国男 「山の人生」
...生まれながら霊魂も肉体も持たない素焼(すやき)の土偶(でく)で...
吉川英治 「江戸三国志」
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