...精神的趣味の修養を欠ける結果...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...鐚(びた)一文でも欠けるならたとい自分は餓死するとも雇われない」というから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...文人の資格に欠けるというようなことが常識になっていて...
太宰治 「わが半生を語る」
...本当の思惟の学である論理学としての任務に欠ける処があるということが示されたわけで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今の政治家動もすれば絶対的多数の大政党なきを以て政党内閣組織の最大要件を欠けるものといふと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何処(どこ)か(非常に微妙な点に於(おい)て)欠けるところがあるのではないか...
中島敦 「山月記」
...それでは国民の信義に欠けると思って...
久生十蘭 「だいこん」
...雄大の点においては欠けるであろう...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...此処から一里に少し欠ける――ユックリ行っても...
三好十郎 「おりき」
...それは完全なる知識に欠けるが故ではなく...
柳宗悦 「工藝の道」
...冷たき月は欠けるであろう...
横光利一 「日輪」
...道徳に欠けるところが多い...
吉川英治 「三国志」
...義において欠けるし...
吉川英治 「三国志」
...河内守が引きつれてまいった兵のかずは?」「一千にはちと欠けるやもしれません」「なに...
吉川英治 「私本太平記」
...そう致すしか、あなたへお詫びのことばもないし、なお、君公へ対しても」「いや、何と仰せあろうとも、おん身に腹を切らして、拙者ひとり助かっては、義に欠ける...
吉川英治 「新書太閤記」
...欠けるところのない教養をそなえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...欠ける点もあろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...以前は眠る僧をば拳が欠けるかと思うほどに打ったが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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