...たちまち破綻(はたん)を生ずるごとき不面目は無い...
泉鏡花 「婦系図」
...それで挨拶の意味を伝え得たというだけで満足している者が生ずるようになった...
高浜虚子 「俳句への道」
...しかしこの根拠にもおそらく或る困難が生ずるであろうが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして流動資本及び貨幣の価格もまた予備の用役の価格の純収入率に対する比として生ずるのであって...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...文明の下層に生ずる醜い菌の各種類に相当するものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そんな事から自然に生ずる信用が...
永井荷風 「勲章」
...利のある処必ず害あり楽しみの生ずる処悲しみなくんばあらず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...然し多少に不拘(かかわらず)これ等の配分方法について醜い紛議等が生ずるのは不本位千万だから...
中里介山 「生前身後の事」
...それは中国の湖北省西方からいわゆる蜀(しょく)の地の四川省にかけて生ずる常緑の大喬木(高さ五...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かかる結果を生ずるには...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これほど余すところなく注意が行届いているのにこれほどの死亡が生ずるのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...食物の生産が増加し家屋の建築が増加しないうちに人口増加が生ずるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...需要が突如として生ずるのでそれは有効とはなり得ないことを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...又或る一人の考への中からだけ生ずるものである筈がない...
水野葉舟 「言文一致」
...このリヴラリスの一種のみ深山高地の急流底に生ずるから推すとこの一属は太古高山に創生して追々海へ繁殖したものでなく...
南方熊楠 「十二支考」
...場合によっては高層の空中放電を生ずることが可能であるというのである...
武者金吉 「地震なまず」
...雪は若檀那(わかだんな)様に物を言う機会が生ずる度に...
森鴎外 「かのように」
...しかし穀物の比較的低価から常に生ずる次の如き利益がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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