...我は永く生くることを願わず」と歎(なげ)くのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...いかに臣が生くるを好み給わずといえど...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...生くると雖(いえど)も人の生くべき道は失われたるなり...
太宰治 「惜別」
...つまりその傾向なんですよ――生くべきか...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...*アーンチロコスは尚生くや?ヂュウスの愛兒メネラオス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...木の生くる限り春毎に咲くであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そのときおまえは人はパンのみにて生くるものにあらずと答えたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いかにして児は生くべきぞ天地も頼もしからず思ふこの頃大正五六年の頃の作で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...真面目に稼ぎさえすればどうにか貴方に養生くらい...
細井和喜蔵 「女給」
...――レオナさんと艶子は真実に幸福な詩の世界に生くることが出来てゐたからであります...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...「勤め人夫婦が激動する時代の波濤の中でいかに理性的に生くべきかを追究する次第を叙し」「各人物の性格なぞも現代的特徴のうちに生かされてはいるし...
宮本百合子 「現実と文学」
...いかに生くべきか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし人間はウェジェタチイフにのみ生くること能わざるものである...
森鴎外 「なかじきり」
...我らの霊魂は長く生くべけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
...人はなんによって生くるか私は石灰工場の川下(かわしも)で釣(つ)りをしていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「生くることの権利と...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...しかし俗人が魚鳥を殺し愛欲に生くることは何の罪とも認められない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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