...何者へ対つてか、嗤へ、長年漂泊にあらび千切れた胸の底に捉へやうとする、生きがたい、夢の燔祭...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...あまりに弱い神經の持主マルテにはこれ以上殆ど生きがたいやうにさへ見える...
堀辰雄 「「マルテの手記」」
...生きるに生きがたい死を敢てする若い竹内数馬の苦痛に満たされた行動は...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...ついに生きがたいほどの物思いを同時に二つまで重ねてする身になったことは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのしばらくの間さえ堪えて生きがたいことにならぬかと女房たちは姫君らを思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世の生きがたいことや...
山本周五郎 「青べか物語」
...この世の生きがたいことや...
山本周五郎 「青べか物語」
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