...船が甚深な海域に入った...
...彼は甚深な苦悩に陥っている...
...その地震は甚深な被害をもたらした...
...甚深な関心を持つ人が多い...
...瞑想によって甚深なリラックス状態に入ることができる...
...殆ど甚深微妙とも形容したい...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...日本人はこの甚深な侮辱を決して忘れはしないが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今までにかつて覚えない甚深の感動を与えられた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...甚深な感激と歓喜とに先づ心を躍らせる者は...
薄田泣菫 「独楽園」
...妙法といわれる甚深微妙(じんしんみみょう)なる宇宙の真理で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...しかもその甚深(じんしん)なる空を...
高神覚昇 「般若心経講義」
...経典翻訳者の甚深(じんしん)なる苦心と労力に対して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...其害の甚深なるに気附かず...
田山録弥 「文壇一夕話」
...むしろ美醜両面を併写(へいしや)せる真個の「我」を描写したる底の作物にこそ甚深(じんしん)の満足を感ずべきにはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...佛書の中天台と慈恩と一行とは別に一格ある用意の書なり此の三書は尤も大事なり一行の書は易老子の如し慈恩の文は楊子法言太玄經の如し天台の書に又一格あり此の三書の格は甚深の口傳あるべし唯授一人の祕法なり筆示すべからず云々とあるは是れ其の獨得を言明せる者なり...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...甚深な興味がある...
服部之総 「志士と経済」
...而かも人に甚深の感動を與ふる處が...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...甚深の感化を受けたのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...偶(たま/\)以て二人の交の甚深かつたことを証するに足るのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...水西荘の水仙花は里恵をして感愴(かんさう)せしむること甚深であつたと見えて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...甚深な驚異の情を想像する...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...それは人の心を甚深なる実在の奥秘に引き寄せながら...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...天命を知るの一語は孔子の生涯にとっては甚深(じんしん)の意義を蔵する...
和辻哲郎 「孔子」
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