...予に教師の口を世話してくれた諸先生に対しても甚だ御気の毒の至(いたり)だと思う...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...此説話は、甚だ異例にして、其個々の部分に於て、悉く之を解釈せんことは、到底不可能なるも、之を大躰より観察して、女性の神と男性の人間との神婚説話と、称するを得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...実は甚だ単純に人が好く出来上って居る...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...草根木皮や総菜のような調剤と献立を用いることもまた甚だ必要なことと思われて来る...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...それは甚だ多くの未知のものを吾々に約束しているように見える...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...何か甚だしく勿体振った或る態度のことを云うのではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...甚だ面白ろからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それも甚だ怪しい話で...
豊島与志雄 「オランウータン」
...自己の価値に就いて甚だしく否定的な考を抱き...
中島敦 「光と風と夢」
...甚だ不満足であるとしても...
野村胡堂 「楽聖物語」
...氣力も體力も甚だ心細い仁體です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甚だ当るので気持よかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その小村の風俗習慣など一五坊に聞いたところが甚だ珍しい事が多い...
正岡子規 「病牀六尺」
...次の言葉はこのことを甚だ明瞭に言ひ表はしてゐるであらう...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...東京市民の淫蕩気分は弥(いや)が上に甚だしくなって来る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...魏軍は勢いに乗ることいよいよ甚だしい...
吉川英治 「三国志」
...甚だしい時はないと云われていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『君の生活改善なるものも甚だ怪しい次第さ...
渡辺温 「絵姿」
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