...マイスタアジンガァの甘美な音楽とハンス・ザックスの店における若い二人の最初の出合い...
石川欣一 「山を思う」
...甘美なる酒を齎すこと勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蜜の如くに甘美なる命失ひ息絶ゆる 495第十三の牲は王...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...甘美な歌というべきものが聞える...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...情緒的で甘美な前者と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...甘美な面白い曲だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...又も同じ祈祷と薬とそしてその晩の甘美な夢と――...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...甘美な聯想(れんそう)にとり縋(すが)るように...
原民喜 「秋日記」
...彼等が皆見る甘美な夢に身を任せていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そのときは半分以上も字の意味が分らないままに自分勝手にそれをハイネ好みの甘美な詩に仕上げてしまつてゐた奴が實はハイネの晩年の...
堀辰雄 「旅の繪」
...甘美なこと以外何も分からなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そうしてその甘美な血から咲き出た花は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...自分を魅了(みりょう)しているあの甘美な年少者に直面すると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...思索の根柢(こんてい)にある瞑想が甘美なものなのである...
三木清 「人生論ノート」
...彼に温泉のように甘美なものに感じられた...
宮本百合子 「或る日」
...最も甘美な快楽は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだなにか女の甘美なにおいには乏(とぼ)しい...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女を甘美な夢に誘うのだった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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