...此の如き「師」は唯我等を甘やかすもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...丁度若い母親が初めて産んだ子を甘やかすように...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...子供を甘やかす事は当人にとってかえって不幸に違いない...
田中英光 「箱根の山」
...自分を甘やかすな...
種田山頭火 「其中日記」
...自分を甘やかすな...
種田山頭火 「其中日記」
...甘やかせば甘やかすほど附けあがる咲子の性質も気に入らなかつた...
徳田秋声 「チビの魂」
...そうした自分自身を甘やかすような気分も動いてきた...
豊島与志雄 「反抗」
...」とテナルディエも甘やかすような声で言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...へんに彼等を甘やかすよりも効果的であるのは言う迄もない...
中島敦 「南島譚」
...孫の久助君を甘やかすのが癖だつたので...
新美南吉 「耳」
...彼等を甘やかすことによって益々(ますます)堕落し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...だが父が先に立つて此方を甘やかすのに乗ずると...
牧野信一 「父を売る子」
...愛することと甘やかすこととの混同...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...甘やかすと為にならないのは天下の通則ながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...甘やかすまいという戒心をもっていらっしゃるのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お母様の宮様が甘やかすばかりにしてお育てになった方だけれど...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大衆をおだてて甘やかすやうに聞えますが...
吉川英治 「折々の記」
...自分で自分を甘やかすのだ...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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