...自然と高い香と甘い味とが...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...其の実はちよつと甘い味を持つてゐてさくらんぼに似てゐるので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ふしぎなことには甘い味がした...
梅崎春生 「日の果て」
...苦い甘い味がした...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それは強い薬臭い匂と甘い味をもった珍しい飲料であった...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...私は甘い味を楽しむよりも...
豊島与志雄 「渡舟場」
...この上ない甘い味とをもったもののように感じられた...
直木三十五 「南国太平記」
...孰(どちら)も他の西瓜や甜瓜のやうに甘い味を持つて生(なま)の儘稱美されるものではありません...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...はたから悲歎にみえるその涙は、彼女に、甘い味がする...
吉川英治 「江戸三国志」
...その茎の汁は青臭いなかに甘い味があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのうちに甘い味でもするように歯で噛みしめている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索