...葉子に反動的な寛大な心を与えて...
有島武郎 「或る女」
...これは寛大な心をもってあなた方もゆるしてくれるでありましょう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...われわれは叡知とともに寛大な心をまなぶであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼らが寛大な心でそれらを忘れ去ってくれますように...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...しかもそれはひたすら寛大な心からそうしているのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お兄さんの寛大な心をお察しする気になりました...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分に寛大な心が欠けてることを後悔していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...とくに寛大な心をいだくようになるのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...正しい精神と寛大な心とをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...隣国民の多くの寛大な心をフランスのほうへ向けさせるその同感の力に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は寛大な心を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょっと例のないほど寛大な心をもっていて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そしてこのことはエドガーの寛大な心に耐えられなかったであろう それも手遅れだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...村人を寛大な心持にさせた...
宮本百合子 「秋の反射」
...ただ主観的にこちらさえ寛大な心を持って臨めばよいことなのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかしとにもかくにも女御は私をいいようにだけ解釈してくださるだろうと思っています」夫人にとってはねたましく思われた人であった明石(あかし)夫人をさえこんなに寛大な心で見るようになったのも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(a)同情は寛大な心をそそるのに役立つし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しばらく一命を助けられ、もう一度、ご寛大な心から、五千余騎を彼に与え、葭萌関(かぼうかん)を攻めさせられたならば、蜀の軍勢は、この重要な関を守り固めるため、ことごとく引返して参るに違いありません...
吉川英治 「三国志」
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