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芥川龍之介 「芥川龍之介歌集」
...苔蒸せる石甃(いしだたみ)の両側秋草の生ひ乱れた社前数十歩の庭には...
石川啄木 「葬列」
...甃(いしだたみ)や...
橘外男 「仁王門」
...やっとのことで甃石(しきいし)道を這いながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...龍宮みたいな南京人のお宮では南京のお婆さんが甃(しきいし)のうへへ石ころを落してはなにか祈つてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...又点滴の雫が甃石(しきいし)に穴を穿つが如く根気よく細字を書くより外に道がない...
永井荷風 「申訳」
...狭い石甃(いしだたみ)の道をはさんで...
火野葦平 「花と龍」
...私はお茶の後少時(しばらく)の間甃石(しきいし)の上を歩きました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...石甃(いしだたみ)が長々と続いていた...
堀辰雄 「三つの挿話」
...街の甃石の上を見下ろしたが...
室生犀星 「末野女」
...服裝の點でこまかい注意を向ければすぐ判ることだが……八幡と末野は難なく街路の甃石のうへに出ると...
室生犀星 「末野女」
...妻ある身のけふひとりもののごとくさあらぬよそほひしつ甃石(しきいし)にすてつき敲(う)ちたたきあなたこなたに心をさまよはす...
室生犀星 「忘春詩集」
...煉瓦(れんが)の甃石(しきいし)もいいものだね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...石甃(いしだたみ)の上をダブダブと光り漂う湯の上に...
夢野久作 「鉄鎚」
...中央の白い花崗岩(みかげいし)の石甃の上を...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...一平民と同様に法廷の甃(いしだたみ)にひれ伏した位でありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...甃石(しきいし)の上で銅貨を投げ合っていた車夫たちが参木の前へ馳けて来た...
横光利一 「上海」
...ジェームス・ヴェンは恐しさのあまり甃石の上に立ちつくした...
渡辺温 「絵姿」
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