例文・使い方一覧でみる「そろりそろり」の意味
スポンサーリンク...そろりそろりと甲板の方へよじのぼっていった... 
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そろりそろりと船の上にはいあがってきて...
海野十三 「海底大陸」
...そろりそろりと三人のうしろにせまってくる...
海野十三 「海底大陸」
...暫くすると、緑さんは、そろりそろりと、用意のダンビラを拾い上げた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...そろりそろり脛と皿の下へ手をあてがって動かして見ようとすると...
高浜虚子 「子規居士と余」
...そり身になってそろりそろりと歩いて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そろりそろりと、下駄をひきずって、重病人のように歩く、その歩調に嘉代さんが従わないで、自分の歩調に千代を従わせようとするのだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...そろりそろりと忽（たちま）ち飲みつくしてしまうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そろりそろりと歩き出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...死出の山路をそろりそろりと人魂（ひとだま）が歩んで行くような気持がさせられた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...何でもよいから食物（くいもの）のある所まであるこうと決心をしてそろりそろりと池を左（ひだ）りに廻り始めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そろりそろりとすすんでゆきます...
新美南吉 「小さい太郎の悲しみ」
...そろりそろりと這ってゆく...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そろりそろりと草履を引摺（ひきずり）ながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...四本（しほん）の脚（あし）を引（ひ）きしめ引（ひ）きしめそろりそろりと手拭（てぬぐひ）に近（ちか）づいて行（い）きましたが...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...そろりそろりと進（すゝ）みました...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...もうそろりそろりと私に当てます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そろりそろりと伸びて来て...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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