...周囲二町もあろうと見える瓠(ひさご)なりな小島の北岸へ舟をつけた...
伊藤左千夫 「河口湖」
...瓠の頭は東にむいている...
伊藤左千夫 「河口湖」
...眞木(まき)の灰を瓠(ひさご)に納九れ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...木の灰を瓠(ひさご)に入れ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...まきの灰(はい)を瓠(ひさご)に入れ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...たつた一つ取り残しておいた小さな瓠(ひさご)が...
薄田泣菫 「独楽園」
...「瓠め...
薄田泣菫 「独楽園」
...そしてたつたひとりで棚にぶらさがつてゐる瓠の姿をいつまでもいつまでも見つめてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...瓠を一つ贈つたものだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...瓠を樹の枝から取りはづして...
薄田泣菫 「独楽園」
...枝にかけた瓠の調子に乗つて...
薄田泣菫 「独楽園」
...瓠には瓠の楽しみがある...
薄田泣菫 「独楽園」
...河伯(かわのかみ)また大(みづち)に瓠(ひさご)を沈めよと註文せしに沈め得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...又漢の武帝は黄河の水が瓠子の堤防を切つた時卒數萬人を發して之を塞がしめたのみか...
南方熊楠 「人柱の話」
...人が瓠(ひさご)やうつぼ舟に乗って...
柳田国男 「海上の道」
...「酔ってそんなことを云う方は嫌いです」瓠を取ろうとしたお杉の手を...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おれのことなんかに構うな」お杉は彼の手から瓠を取りあげた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...珍らしいじゃないか」七登は瓠の口からその酒を飲んだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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