...庭木に烏瓜(からすうり)の下つたのは鋳物師(いもじ)香取秀真(かとりほづま)の家...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...イスパニアの真桑瓜(まくわうり)か...
芥川龍之介 「三つの宝」
...小さい瓜実顔(うりざねがお)でございます...
芥川龍之介 「藪の中」
...周囲(まわり)の南瓜面(かぼちゃづら)を...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...藥(くすり)も絲瓜(へちま)も有(あ)るものか...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...けふはおわかれの糸瓜がぶらり私の心は明るいとはいえないまでも重くはなかった...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...よく山木瓜(やまぼけ)の花が二つ三つ雑つて咲いてゐるのをかれは眼にした...
田山録弥 「赤い鳥居」
...草木瓜(くさぼけ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...南瓜(とうなす)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...西瓜の一つは見るまに皮になった...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...免職になつた奴はてんで腐つて落ちた南瓜なのだ...
長塚節 「教師」
...南瓜(たうなす)は晝間(ひるま)見(み)て置(お)いて夜(よる)になるとそつと蔓(つる)を曳(ひ)いて所在(ありか)を探(さが)すのである...
長塚節 「土」
...花を抜いて南瓜畑にし...
久生十蘭 「だいこん」
...「六七月に瓜熟す皮深緑肉白色※紅赤色子は黒色なり此物尋常の西瓜なり」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...沈丁花、山椒、野木瓜(むべ)、黐(もち)それに泉水ちかく老梅の古木が、蜿々として奇なる枝振りを、見事に撓り、屈らせてゐた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...それから西瓜(すいか)のアイスクリームもあるそうですがどう致します」お登和嬢「それはアイスクリームでありません...
村井弦斎 「食道楽」
...それよりも瓜と蔓物の畠の事から始まった話だから...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼の頭を唐瓜(とうがん)のようにつかみましたから...
吉川英治 「江戸三国志」
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