...玲瓏に非ず、模糊に非ず...
大町桂月 「春の筑波山」
...あとは玲瓏透徹した一面の鏡であると言ひ得ると私は思ふ...
田山録弥 「正宗君について」
...玲瓏の 170空より生(あ)れし北風の呼吸に驅られ飛ぶ如く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』脚玲瓏の銀色のテチス答へて彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ハイフェッツとベイの入れているもう一つの「ソナタ=変ロ長調K三七八」は技巧的には玲瓏(れいろう)たる良さを持ったもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...玲瓏として輝くばかり...
野村胡堂 「江戸の火術」
...実に玲瓏(れいろう)たる恋だったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...拜殿に掛けた父の最後の傑作――玲瓏(れいろう)たる名鈴の音に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」お半の顏は玲瓏(れいろう)として一點の陰影もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神の感傷は玲瓏晶玉の如くに透純である...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...鏘々として鳴つて玲瓏たり...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...玉玲瓏(ぎょくれいろう)と中国で称する八重咲(やえざ)きの花が見られる...
牧野富太郎 「植物知識」
...彼の歌や玲瓏(れいろう)透徹...
正岡子規 「曙覧の歌」
...互の生活こそは玉の如き玲瓏(れいろう)さにおこうと努めて来ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...玲瓏(れいろう)たる声振りたててしばなけるは...
森鴎外 「うたかたの記」
...その景観の玲瓏秀抜...
横光利一 「欧洲紀行」
...玲瓏(れいろう)な身になり切っていたつもりでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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