...祝鶏翁(しゆくけいをう)のやうな蓄産家や郭璞(くわくぼく)のやうな漁色家(ぎよしよくか)がある...
芥川龍之介 「雑筆」
...日本刀と云ふものは璞を切るべく龍を斬るべし精悍無比天下斯の如き名刀なしと云ふ歌を歌つて居る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...爾雅の郭璞の序の疏に春秋元命包を引いてゐるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...前の二節は郭璞からして既に轉た相訓ずと解してゐるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...その中都の字は郭璞の注にも皐陶曰都を引いてゐる如く...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...郭璞は書の堯典の以殷仲春で解釋してゐるけれども...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...その郭璞も未見義所出と注してゐる位である...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...これが殷の制であると郭璞以來解釋してゐるのは朱子の言ふ如く無意味なことである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...連城抱レ璞多時泣...
永井荷風 「上野」
...自国の璞玉(たま)に比してみずから快(かい)とするの愚(ぐ)なることを信ずるから...
新渡戸稲造 「自警録」
...晋の郭璞(かくはく)は〈虎物を食うに耳に値(あ)えばすなわち止(や)む...
南方熊楠 「十二支考」
...病みしを郭璞(かくはく)の勧めにより猴と馴れしめて癒えたとあるに基づくといえど...
南方熊楠 「十二支考」
...郭璞(かくはく)の『爾雅』註に猯と※を一物とす...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし『尹文子(いんぶんし)』に周人鼠のいまだ(せき)(乾肉)とされないものを璞(はく)というとあるそうだから考えると...
南方熊楠 「十二支考」
...三村三益、名は璞(ぼく)、字は季(きこん)、一に道益と称した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幾歳琢磨一※璞...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まだ璞(あらたま)のままであった...
森鴎外 「雁」
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横瀬夜雨 「花守」
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