...玻璃(がらす)窓越しに...
岩村透 「死体室」
...寧ろこの円形の玻璃板に透見るを悦ぶ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...玻璃(はり)窓を破って室内に飛び込み...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...碧瑠璃の空へ碧瑠璃の花...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...清元、浄瑠璃を、落語にあるように、人に語りたく、聴かせたくてたまらない、実に楽しいほほえましい娯楽の本格的な期間である...
中井正一 「脱出と回帰」
...清長の好んで描く所は浄瑠璃所作事(じょうるりしょさごと)の図にして役者の後(うしろ)に出語(でがたり)の連中(れんじゅう)を合せ描きたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...昨日の晩花川戸(はなかわど)の寄席(よせ)で娘浄瑠璃(むすめじょうるり)が縛(あげ)られる...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...大阪には近松の浄瑠璃(じょうるり)の主人公...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...かつては瑠璃(るり)の色...
林芙美子 「浮雲」
...二重の玻璃(ガラスまど)を緊(きび)しく鎖して...
森鴎外 「舞姫」
...空行く雁は瑠璃(るり)色の高い大気を海として...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...瑠璃色の海になびいた霞幕...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...巴里(パリイ)の空の瑠璃(るり)色の澄(すみ)渡つたのに対し全市の空気が明るい緑に一変した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...我が国の軍談と浄瑠璃とを一つにした風の物である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...廊廂(ろうしょう)には数百の玻璃燈(はりとう)をかけつらね...
吉川英治 「三国志」
...ウーイ……おれの目玉は浄玻璃(じょうはり)の鏡だと」「まったくお前の眼力(がんりき)は鋭いね」「所詮(しょせん)だめだよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...部屋の玻璃窓の下にはすぐ小波がちゃばちゃばと微かな音を立てておる...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...古くは『古事記』の歌から新しくは情死の浄瑠璃に至るまで...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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