...師匠たる長老に命ぜられて自分のするだけの事が一々規律に(かな)つて無瑕瑾(むかきん)だと云ふ自信も...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...大名一軒に瑕瑾(きず)が付くか付かぬかの騷ぎだ」「へエ――」「金にも寶にも代へ難い品だといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大事な玉に瑾(きず)を付けなかったような心持がします...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...なにしろベシイの遺言書に法律上の瑕瑾(きず)がないので...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...彼猶此玉を以て極めて瑕瑾(かきん)多き者となしたるは...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...其右に「天保五年甲午(かふご)二月廿五日佛弟子竹谷依田瑾薫沐書(きんくんもくしてしよす)」と記してある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...依田竹谷(よだちくこく)、名は瑾(きん)、字(あざな)は子長、盈科齋(えいくわさい)、三谷庵(こくあん)、又凌寒齋(りようかんさい)と號した...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...この諸葛瑾(しょかつきん)こそ...
吉川英治 「三国志」
...親しくそれにお訊ね遊ばしてごらんなさい」「一客とは誰か」「諸葛瑾(しょかつきん)の弟...
吉川英治 「三国志」
...呉君にもお待ちかねであらせられる」諸葛瑾(きん)は...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾(しょかつきん)は...
吉川英治 「三国志」
...きっと荊州は呉へ還します」「おお……そうしてくれるか」諸葛瑾(しょかつきん)は...
吉川英治 「三国志」
...瑾は不快とも思わない...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾へ跳びかからんとする若者があった...
吉川英治 「三国志」
...瑾も、ここまで努力してみたが、とたんに心中で、(これはだめだ……)と、見きりをつけずにいられなかった...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾(しょかつきん)らに江夏(こうか)...
吉川英治 「三国志」
...敗将諸葛瑾は、ついに残る兵力を口(べんこう)まで退いて、味方の後軍に救援を求め、魏軍は、「幸先(さいさき)よし」と、勇躍して、さらに次の作戦に向って、満を持していた...
吉川英治 「三国志」
...源実朝(みなもとのさねとも)ににもあったということだからこの人だけの瑕瑾(かきん)ではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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