...さる大々名のお家の瑕瑾(かきん)ともなるかも解らない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大名一軒に瑕瑾(きず)が付くか付かぬかの騷ぎだ」「へエ――」「金にも寶にも代へ難い品だといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...板屋家の瑕瑾(かきん)ともなることだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...津志田家の瑕瑾(かきん)にもならう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一点の瑕瑾(かきん)に易(か)うべからず...
福沢諭吉 「徳育如何」
...日本では女の顔の黒子(ほくろ)などは美貌の瑕瑾(きず)として現に年頃の娘さんなどはそれを苦にしてわざわざ医師に頼んで抜いて貰ふものさへある位である...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...嫁女の名に瑾(きず)のつかぬようおひきとり下さいましたら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...玉に瑾(きず)だというのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なんの瑕瑾(かきん)やあらん...
吉川英治 「三国志」
...兄の瑾(きん)は呉に仕え...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾(しょかつきん)はひとり駒に乗って...
吉川英治 「三国志」
...書ヲ大都督公瑾(コウキン)(周瑜)先生ノ麾下(キカ)ニ致ス...
吉川英治 「三国志」
...瑾(きん)の口もとをながめ...
吉川英治 「三国志」
...初め、陸遜も諸葛瑾も、魏の主力は、おそらく新城の急に釣られて、その方面へ全力を向けるだろうと思っていたのである...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾は、口(べんこう)の陣地から陸遜へ書翰を送って、「いま、味方の士気は弱く、反対に、魏軍の気勢は、日々強く、勢い侮(あなど)りがたいものがある...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾はなお安んじきれない...
吉川英治 「三国志」
...困った瑾(きず)がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...生涯に瑕瑾(かきん)もないという事は...
吉川英治 「源頼朝」
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