...然(しか)れども未(いま)だ其(その)瑕瑾(かきん)を発(あば)きたるものは之れ無きが如(ごと)し...
石橋忍月 「舞姫」
...姑や小姑の讒訴や余処の奥さんの瑕瑾捜しや...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...末代までの瑕瑾を殘せるたぐひもありとぞ聞えし...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...かえって御家の瑕瑾(きず)になると覚召(おぼしめ)された事でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御政道の瑕瑾(かきん)と相成る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なにしろベシイの遺言書に法律上の瑕瑾(きず)がないので...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...ともすると一点の瑕瑾(かきん)たらんかをおそる...
吉川英治 「剣難女難」
...継母(はは)をつれた諸葛瑾(しょかつきん)が...
吉川英治 「三国志」
...兄の瑾をよくご存じですか」と...
吉川英治 「三国志」
...親しくそれにお訊ね遊ばしてごらんなさい」「一客とは誰か」「諸葛瑾(しょかつきん)の弟...
吉川英治 「三国志」
...しかも自分の臣諸葛瑾の弟でもある...
吉川英治 「三国志」
...瑾は、あわてて、「何で呉君の厚恩を裏切りましょう...
吉川英治 「三国志」
...しかし瑾は、この孫権に仕えてからまだ一ぺんの落度すらない誠実な君子...
吉川英治 「三国志」
...瑾(きん)の妻子も助けられよう」「かたじけのう存じます」と孔明は拝謝し...
吉川英治 「三国志」
...諸葛瑾は、玄徳の書簡を示して、さて、「このたび荊州の内、三郡だけを呉へお還し給わることになりましたから、早速、そのお手配をねがいたい」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...およそ諸葛瑾が行って使命に成功したためしはないからだ...
吉川英治 「三国志」
...瑾は、伏して云った...
吉川英治 「三国志」
...「諸葛瑾(しょかつきん)に伝えるがいい...
吉川英治 「三国志」
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