例文・使い方一覧でみる「瑣事」の意味
スポンサーリンク...瑣事にこだわっていると大事なことを見落としてしまう... 
...そんな瑣事に時間を割くくらいなら、本質的なことに集中したい...
...焦っていると、些細な瑣事でつまずいてしまう...
...瑣事を整理整頓することで、心の余裕が生まれる...
...仕事でもプライベートでも、瑣事にうまく対処することが大切だ...
...人生を幸福にする為には？――しかし瑣事を愛するものは瑣事の為に苦しまなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...――あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄の苦痛を感じなければならぬ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...同じ日本人によつて爲さるゝそれ等市井の瑣事も亦...
石川啄木 「我が最近の興味」
...尋常世態の瑣事、奚ぞよく高踏派の詩人を動さむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...些細な日常瑣事にすら余りクドクド言い過ぎる難があるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...瑣事も思慮に堪えぬありさまであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...さうして日常瑣事の世俗の雑談ばかりした...
太宰治 「津軽」
...この集の内容は例によって主として身辺瑣事（さじ）の記録や追憶やそれに関する瑣末（さまつ）の感想である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...それで一個人の身辺瑣事の記録には筆者の意識いかんにかかわらず必ず時代世相の反映がなければならない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...然るにわたくしは身辺に起つた一瑣事によつて...
永井荷風 「来訪者」
...野獣は心を労すべき多くの瑣事（さじ）を有（も）たず...
中島敦 「悟浄歎異」
...そういういわば人事的な瑣事（さじ）は科学の研究の前には問題とするに足らないというのは...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...こんな瑣事（さじ）で日を暮しているうちに兄と嫂の間柄は自然自分達の胸を離れるようになった...
夏目漱石 「行人」
...ほとんど取るに足りない瑣事（さじ）に...
夏目漱石 「こころ」
...或は過去の忘れはてた瑣事をふと記憶の底から呼び起すのも...
原民喜 「忘れがたみ」
...刹那の不用意から生ずる一瑣事が...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...瑣事（さじ）を數ふること多くして聽者を倦（う）ましむる實際主義の弊とも亦然なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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