...青春時代のような瑞瑞しい愛情が湧く...
外村繁 「澪標」
...却って瑞瑞しい羞恥が湧く...
外村繁 「澪標」
...実に爽やかで瑞瑞しく美しい緑をたたえて...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...友の室は二階の柿の若葉した瑞瑞(みずみず)しい窓際に机が据えられてあった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...それとは反対に瑞瑞しい若さ美しさに富んでいた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...馬鈴薯の転がった板の間の笹目から喰み出した夏菜類の瑞瑞しい葉脈――雨が霽れたり降ったりしている...
横光利一 「夜の靴」
...瑞瑞しい新鮮な足首だ...
横光利一 「夜の靴」
...丁度私の眼の高さにある青年の胸の釦(ボタン)を満開の花弁のように瑞瑞しく眺めていた...
横光利一 「夜の靴」
...もやしのような瑞瑞しさが日本だった...
横光利一 「旅愁」
...野山の色が指さきに迫りよる瑞瑞しさを覚え...
横光利一 「旅愁」
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