...瑞木(みづき)の木(こ)がくれに...
薄田淳介 「白羊宮」
...瑞木(みづき)のかげの戀語(こひがた)り...
薄田淳介 「白羊宮」
...月そそぐいずの夜揺れ揺れて流れ行く光りの中に音もなく一人もだし立てば萌え出でし思いのかいわれ葉瑞木となりて空に冲る...
宮本百合子 「秋の夜」
...鏡子はもう幾分(ふん)かの後(のち)に逼(せま)つた瑞木や花木や健(たかし)などとの会見が目に描かれて...
與謝野晶子 「帰つてから」
...瑞木と花木は其(その)割合よりも大きかつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...瑞木を膝に乗せた車が麹町へ上(あが)つて行(ゆ)く...
與謝野晶子 「帰つてから」
...滿、瑞木、健、花木、晨、榮子と云ふ順に気にかゝるとは何時(いつ)も鏡子が良人(をつと)に云つて居た事で、瑞木は双子(ふたご)の妹になつて居るのであるが、身体(からだ)も大きいし、脳の発達も早くから勝(すぐ)れて居たから両親には長女として思はれて居るのである...
與謝野晶子 「帰つてから」
...赤ん坊の時から二人の女中が瑞木の方を抱きたいと云つて喧嘩をしたりなどもした...
與謝野晶子 「帰つてから」
...永久と云ふ相続さるゝ生命は明らさまに瑞木に宿つて居るやうにも思ふのである...
與謝野晶子 「帰つてから」
...』瑞木は不安らしくかう云つたのである...
與謝野晶子 「帰つてから」
...瑞木を車夫が下へ降(おろ)すのと一緒に鏡子は転(ころ)ぶやうにして門をくゞつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...千枝ちやんや、瑞木さんや、花木さんの洋服もあるのよ...
與謝野晶子 「帰つてから」
...』と瑞木が泣声で云つて居る...
與謝野晶子 「帰つてから」
...左には瑞木と花木が寝て居る...
與謝野晶子 「帰つてから」
...『瑞木さんと花木さんの幼稚園へ行くのを...
與謝野晶子 「帰つてから」
...』瑞木が云ふと叔母は満足らしい笑(えみ)を見せて...
與謝野晶子 「帰つてから」
...』と絶えず云ふ瑞木の言葉の奥には行つちやあ厭(いや)と云ふ声が確かにあるのをもとより母は知つて居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...瑞木と花木が朝の涙などは跡方(あとかた)もない顔して帰つて来た...
與謝野晶子 「帰つてから」
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