...四 古琴台前髪を垂れた小妓が一人...
芥川龍之介 「雑信一束」
...酔つて夢うつつに琴の音を聞いてゐたつて...
太宰治 「お伽草紙」
...つれ/″\のおりにはまた琴などのおなぐさみをあそばすようになりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...隣の屋敷で琴が聞える...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...垣根の向うで琴の音(ね)がするんです」琴はいよいよ出て来た...
夏目漱石 「虞美人草」
...洋琴(ピアノ)を弾(ひ)いていた...
夏目漱石 「夢十夜」
...細君の琴子のほうは阪井と反対に見るから嫌悪の情を催すような不快な肥満のしかたをし...
久生十蘭 「ハムレット」
...直ぐ琴のお稽古に近所のお師匠さんの処へ行く...
二葉亭四迷 「平凡」
...ご主人の手風琴で踊るお猿以外何だって言うの? 偽りの王様だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...太郎の若い母親の月琴から成立つたトリオであつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...シヴアに大切な金の竪琴を奪はれて仕舞つた姫は...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...かれは琴手(ことひき)フェリムの子でございました...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...その時「青き琴手」は紅衣と青帽をぬぎ捨てた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...アポロ大神琴を弾じ羊神パンは笛を吹いてミにいずれが勝れると問うに羊神の笛勝れりと答えた...
南方熊楠 「十二支考」
...その父兄愕(おどろ)いて暇(いとま)を乞いに来たので馬琴不思議に思い...
南方熊楠 「十二支考」
...琴を教えたりなどしていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたのお琴の音(ね)も伺いたがる娘たちもおります...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もう真琴ちゃんの云う事なんか聞き入れない事に定(き)めてしまったの...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??