...巨大な風琴管(オルガン・パイプ)のように見えた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...馬琴の著書など多くて――里見八犬伝とか水滸伝だとか弓張月とかの本が来ていましたが...
上村松園 「あのころ」
...この馬琴の硯の水の井戸は飯田町の中坂(なかざか)の中途...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...三軒目にツイ二十年前まであった小さな瀬戸物屋が馬琴の娘の婿の家で...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...『八犬伝』は馬琴の哲学諸相を綜合具象した馬琴宗(しゅう)の根本経典である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...南田が自殺の直前に琴浦という近所の歯科医院へ行ったということを思い出し...
江戸川乱歩 「妻に失恋した男」
...琴にて...
太宰治 「盲人独笑」
...琴と生花とを習っているように感ぜられるものが...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...私にはその琴が上手なのか下手なのかよく解(わか)らないのです...
夏目漱石 「こころ」
...岡崎屋の家督は娘のお琴に婿を取つて繼がせることにし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二杯と紫琴女が重ねさせます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二絃琴(にげんきん)の師匠にも其処(そこ)で就いた...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...本箱だの、机だの、ガラス戸の箱へ入(いれ)た大きな人形だの、袋入りの琴だの、写真挟みだの、何だの角(か)だの体裁よく列(なら)べてあって、留守の中(うち)は整然(きちん)と片附いているけれど、帰って来ると、書物を出放(だしばな)しにしたり、毛糸の球を転がしたりして引散(ひっちら)かす...
二葉亭四迷 「平凡」
...私という琴に更に一筋の絃がふえたような工合...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女御(にょご)にも女王にも琴はお教えにならなかったのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...琴の音などはそのままのような気がされました」と言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...琴などと一列にして...
柳田国男 「故郷七十年」
...私は琴の音を聞いたのみで心が満たされている...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??