例文・使い方一覧でみる「琲」の意味

...「結構な珈琲（コオヒイ）茶碗でございます」などと云ふ言葉は... 「結構な珈琲茶碗でございます」などと云ふ言葉はの読み方
芥川龍之介「雑筆」

...如何に私が珈琲（コーヒー）一杯をほしく思ったか！この... 如何に私が珈琲一杯をほしく思ったか！このの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...勿論珈琲（コーヒー）や牛乳やパンとバタが無くて暮すことは... 勿論珈琲や牛乳やパンとバタが無くて暮すことはの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...魔法瓶は珍しかったとみえて……殊にそこから湯気の立った熱い珈琲の迸（ほとばし）り出てくるのを...
橘外男「ウニデス潮流の彼方」

...例の大陸朝飯（あさめし）――珈琲（コーヒー）・巻麺麭（まきパン）・人造蜂蜜・インクの香（におい）の濃い新聞・女中の微笑とこれだけから構成されてる――を極度に排斥して... 例の大陸朝飯――珈琲・巻麺麭・人造蜂蜜・インクの香の濃い新聞・女中の微笑とこれだけから構成されてる――を極度に排斥しての読み方
谷譲次「踊る地平線」

...其処に菓子と珈琲のタッセとがあった... 其処に菓子と珈琲のタッセとがあったの読み方
豊島与志雄「蠱惑」

...私たちが食事をすまして珈琲を飲みかけると... 私たちが食事をすまして珈琲を飲みかけるとの読み方
豊島与志雄「秦の出発」

...菓子を食い珈琲を飲むのは勿論... 菓子を食い珈琲を飲むのは勿論の読み方
豊島与志雄「風俗時評」

...サン・ティアサント街の一珈琲（コーヒー）店とマテュラン・サン・ジャック街のセー・ビヤール喫煙所とは... サン・ティアサント街の一珈琲店とマテュラン・サン・ジャック街のセー・ビヤール喫煙所とはの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...香気の高い珈琲（コーヒー）をすすりながら... 香気の高い珈琲をすすりながらの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...「いまわれわれのところにパンも珈琲も砂糖もない... 「いまわれわれのところにパンも珈琲も砂糖もないの読み方
久生十蘭「フランス伯Ｎ・Ｂ」

...されど濃厚なるビステキにてひたと打ち切りてはかへつて物足らぬ故更に附物（つけもの）として趣味の変りたるサラダか珈琲（コーヒー）菓物（くだもの）の類を出す...
正岡子規「墨汁一滴」

...珈琲に珈琲ケーキがあるからお茶に茶ケーキがありますか」お登和嬢「ハイ...
村井弦斎「食道楽」

...ぼくは誘われて蒲田駅近くで珈琲のごちそうにあずかって... ぼくは誘われて蒲田駅近くで珈琲のごちそうにあずかっての読み方
山之口貘「酒友列伝」

...そうして船長室で船長に会って葡萄酒と珈琲（コーヒー）と... そうして船長室で船長に会って葡萄酒と珈琲との読み方
夢野久作「名娼満月」

...僕より一月（ひとつき）早く来て巴里（パリイ）の珈琲店（キヤツフエエ）通（つう）に成つて仕舞（しま）つた九里（くり）四郎が初め伴（つ）れて行つて呉（く）れたのだ... 僕より一月早く来て巴里の珈琲店通に成つて仕舞つた九里四郎が初め伴れて行つて呉れたのだの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...よくレスタウランへも珈琲店（キヤツフエ）へも一緒に行（ゆ）く... よくレスタウランへも珈琲店へも一緒に行くの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」