例文・使い方一覧でみる「琲」の意味
スポンサーリンク...「結構な珈琲（コオヒイ）茶碗でございます」などと云ふ言葉は... 
芥川龍之介 「雑筆」
...かう云（い）ふ珈琲（コーヒー）を飮（の）むことも現在（げんざい）ではちよつと不可能（ふかのう）である...
芥川龍之介 「しるこ」
...それから一番奥のテエブルの前に珈琲（コオヒイ）の来るのを待つことにした...
芥川龍之介 「歯車」
...いつもと変らないように珈琲を飲もうと思って努力している...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...其辺（そこら）の珈琲（コーヒー）茶碗はがち／＼と身顫（みぶるひ）をして飛上つた...
薄田泣菫 「茶話」
...「白人のくせに煙草が珍しい、珈琲が飲めん、酒が飲めんとは……しかも礼儀は莫迦（ばか）に正しいらしいしなあ！ わからん、まったくわからん！ どこの国の人間かサッパリ得体がわからん！」しかし、それは大尉に限らず、さっきから我々全部が、この二人から受けている感じなのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...いいことがある！ と傍らの珈琲（コーヒー）店の食卓ですらすらと認（したた）めてくれた一通の紹介状...
谷譲次 「踊る地平線」
...女中をよんで珈琲を命じた...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...いま珈琲でもいれますから...
豊島与志雄 「反抗」
...上等の紅茶、上等の珈琲、薬鑵の中で鳴つてます...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...日本で喜ばれるコナ珈琲（コーヒー）の産地...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...そして帰りに風月へ行って珈琲（コーヒー）の御馳走まであったというので...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...珈琲（コーヒー）...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...側卓子の上に珈琲茶碗が！ おや...
牧野信一 「風媒結婚」
...珈琲を煎じる時一人前にその殻を二つか三つも交ぜてよく砕いて掻廻（かきまわ）しますと珈琲のアクがすっかりその殻についてしまって漉（こ）さずに茶碗へ注（つ）いでも黒い粉が出ません...
村井弦斎 「食道楽」
...毒と覚（さと）って珈琲を引っくり返したところなぞを見ると案外腕の冴（さ）えた悪党で...
夢野久作 「暗黒公使」
...●女中の手登場……珈琲（コーヒー）と...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...私を見るや彼女の情熱死物狂い（その頃喫茶店インタナショナルの芸術家は珈琲（コーヒー）とフランス菓子に驚歎（きょうたん）して昆虫類が今後人間に代ってエゴイズムと排他主義...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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