...長らく切磋琢磨(せっさたくま)の功を御積みになりましたが...
芥川龍之介 「邪宗門」
...彫琢こらす柱廊を具へるほとり到り着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...氏の考えはH・コーエンの考え方によって琢磨され...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一月二十五日まだ充分に彫琢(てうたく)せねばならないのであるが...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...整いすぎるほどの彫琢(ちょうたく)とを持っているのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...お鈴が琢堂の娘だったとすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」八五郎が一度来た琢堂の庵(いおり)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ人気があったというだけにしてその後の研鑽琢磨(たくま)を投げすててしまい...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...言語は精神を琢磨(たくま)し...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...梅花千点玉皆琢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...多紀安琢であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...忠琢四十四歳の時の子で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...時君(忠琢)既致仕...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幼い時から多紀安琢の門に入(い)っていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...今度は主人琢磨の急死に遭い...
夢野久作 「女坑主」
...勾欄(こうらん)には鳳龍(ほうりゅう)の彫琢(ちょうたく)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...琢(たく)するが如く...
和辻哲郎 「孔子」
...切磋琢磨(せっさたくま)はこの停(と)まるところのない無限の道の合い言葉にほかならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
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