...廣き中庭隔てたる向ひの側に彫琢の石にて成れる室十二...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先ず切磋琢磨して世界民衆の大勢を支配する業績を挙げようじゃないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...表現技法は独特な彫琢を加えてきたし...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...上田先生は琢磨されたる氏の芸術に接して覚えず感泣せんと欲した...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...其の色は黄(くわう)ならず白(はく)ならず恰も琢磨したる象牙の如し...
永井荷風 「来青花」
...琢堂の墓はすぐわかりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とうとう琢堂にとっては一代の恥辱(ちじょく)とも言うべき極彩色の普賢菩薩(ふげんぼさつ)を作らせたのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ルヴェルの作品には彫琢の限りをつくした珠玉のような趣がある...
平林初之輔 「ルヴエルの『夜鳥』」
...文学専門の人といへども自ら誇り他を侮(あなど)り研究琢磨(たくま)の意なき者は第二期を出づる能はず...
正岡子規 「俳諧大要」
...舟呼べばたゞ川霧の答かな昌琢(しょうたく)「川霧の答」といふ無理な言葉に感ぜしならん...
正岡子規 「俳句の初歩」
...次に石川良琢(りやうたく)が書いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...医を多紀安琢(たきあんたく)に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...庭の後(のち)は安琢(あんたく)が嗣(つ)いだ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...今度は主人琢磨の急死に遭い...
夢野久作 「女坑主」
...琢磨(たくま)の功を経ましても...
吉川英治 「剣難女難」
...勾欄(こうらん)には鳳龍(ほうりゅう)の彫琢(ちょうたく)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...みな切磋琢磨(せっさたくま)...
吉川英治 「親鸞」
...丹後田辺(たんごたなべ)に大泉寺を開いた戦国の傑僧(けっそう)琢堂(たくどう)の法嗣(ほうし)の一人であった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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