...余りに細部の雕琢(ちょうたく)にコセコセしたのが意外の累(わずら)いをした...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...たとえ小粒でも適当な形に加工彫琢(ちょうたく)したものは燦然(さんぜん)として遠くからでも「視(み)える」のである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...彫琢こらす柱廊を具へるほとり到り着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆人の撰びて頒ち與へたる)麗人その時琢かれし美はしき卓...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...科学者の切磋琢磨や一意専心の努力も必要には違いない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...良友ノ琢磨(たくま)ハ自然ニ精進(せいしん)ス...
永井荷風 「小説作法」
...大體氣質的にも奔放自在型の作家であるドストイェフスキイは特に文章を推敲琢磨するといふやうな努力は全然持たなかつた...
南部修太郎 「氣質と文章」
...彫物師の野沢琢堂のことを調べてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仏師の野沢琢堂(たくどう)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...琢堂の恩を受けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...次に石川良琢(りやうたく)が書いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「良琢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...書上に拠るに、錦橋は始て躋寿館(せいじゆくわん)に往つて逢つた人々を列記して、「多紀永寿院、同安長、吉田快庵、野間玄琢、千田玄知、山本楊庵、曲直瀬正隆等」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...戊辰席順に「表御医師無足、十二人扶持、津山英琢、二十九」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...忠琢は福山の津山氏の養子となつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...『素問(そもん)』を多紀安琢に受けしめ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大須(おおす)玄琢は学才があるのに...
森鴎外 「渋江抽斎」
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