...理詰めの議論には普遍妥当性が必要である...
...易者も中々理詰めな事を云ふ...
内田魯庵 「人相見」
...総(すべ)てを理詰めに解釈する方が簡単なんだから」「と云うと?」「或る男がいて...
大坪砂男 「浴槽」
...いちいち物を理詰めに見て行くからかなわねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべて理詰めで行って大いに利用厚生の道を講ずる...
中里介山 「大菩薩峠」
...理詰めで工夫して行くからかないやせん...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも何でも理詰めに物を考えるということ自身が良いことであるかどうかはまた別問題である...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...「下手人はどうしても六郎だ、理詰に考へると、外に疑ひの持つて行きやうはねえが、五つになる子供が金之丞を嫌つてあの荒つぽい六郎になついて居るのが不思議でたまらなかつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...理詰めに手繰(たぐ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まことに理詰めな捕物でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一應は理詰に考へてやりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なにもわざわざ出かけて行かなくともちょっと理詰めにしてみると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……まア、理詰めだな、たいして自慢にもなりはしない」ひょろ松は、仔細らしくうなずいて、「なるほど、そういうわけだったのですか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...パパなるひとは、当時、農大はじまって以来という秀才で、石田の家で書生をしながら苦学をしていたのを、うちのママが、あたしと婚約してくれるなら、かならず洋行させるからと、否応なしにマッシュ(マッシュド・ポテトのマッシュ、力づく、または理詰めで、無理矢理、婚約すること)してしまった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...調書は法律知識のある判検事が理詰(りづめ)で作上げたものであるから...
平出修 「逆徒」
...理詰めで考えれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...すぐむずかしく理詰めに持ってゆきたがる...
山本周五郎 「季節のない街」
...こう理詰めにやられると...
山本周五郎 「風流太平記」
...理詰めの器械を迷信し過ぎたりするために...
夢野久作 「暗黒公使」
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