...と云うのは比較的理知的な原始感情が笑いとなって現われるからである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...笑いは何か計量し得るような――理知的な――合理性をその原因として有っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之は喜劇が多く理知的なものであるとか社会批評になっているという点からも判ろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この理知的な見解が民衆の健全常識として普及するという関係には...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...愛は理知的なものではなく...
豊島与志雄 「死ね!」
...それは少しも理知的なものではなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...他の理知的な理由もそれに劣らず強いものがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...理知的な顔立に一味の憂鬱を湛え...
豊島与志雄 「小説中の女」
...理知的な或は現代的な女ではなく...
豊島与志雄 「白蛾」
...それは理知的な批評や解剖ではない...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...三木は理知的なヒューマニストだった...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...バッハの理知的な音楽だったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...蕪村に比して理知的な頭脳をもち...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...単に理知的な見方や瞑想によるよりも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それは真に驚くべき理知的な方則(ほうそく)です...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...理知的な事物から官能的な事物へ向ける...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ソレルは理知的な...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...最も理知的な科学者のように科学的でなければならなくなって来ているのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
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