...理由のない不安に襲われて...
芥川龍之介 「偸盗」
...空實を區別せむとするは理由のない獨斷である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...何も理由のないことではなかつた...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...まあ一とくちにいえばどこからともなくおとずれてくるまったく理由のない季節の悲しみというようなものを感じることが強くなります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...理由のないことではなかった...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...如何に理由のないものであるかは...
戸坂潤 「科学論」
...理由のない主張であろう...
戸坂潤 「性格としての空間」
...日本から來た旅行者が興味を持つのも理由のないことではない...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...自分から見ると殆ど理由のない恐怖だが...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...人間的な交渉を持つ権利がないというような理由のない絶望感に悩まされた...
久生十蘭 「蝶の絵」
...理由のないことではなかったんだぞ...
久生十蘭 「喪服」
...」「けれども理由のない救助は...
平出修 「計画」
...理由のないことでない...
三木清 「歴史哲學」
...理由のないことではあるまい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ときには唏(すす)り泣きの声を聞くまで理由のないことで責めたりする...
室生犀星 「花桐」
...それも理由のないことではないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく理由のない想像で...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...天平の彫刻が浄土変の類よりも重んぜられたのは理由のないことでない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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