...理由のない見識であるが...
太宰治 「律子と貞子」
...まあ一とくちにいえばどこからともなくおとずれてくるまったく理由のない季節の悲しみというようなものを感じることが強くなります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...いわんやなんら笑うべき正当の理由のないのに笑うという事は許すべからざる不倫な事としか思われなかった...
寺田寅彦 「笑い」
...それは理由のないことではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...如何に理由のないものであるかは...
戸坂潤 「科学論」
...もはや意識と呼ぶ理由のない概念にまで就くことが出来る...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...理由のないところにこそ...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...まんざら理由のないことでもないのであつてみれば...
中原中也 「亡弟」
...格別の理由のない限り...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...ふしぎに理由のない羞恥と腹立たしさとを感ずるものである...
萩原朔太郎 「青猫」
...」「けれども理由のない救助は...
平出修 「計画」
...」「けれども理由のない救助は...
平出修 「計畫」
...私のこの懸念は現實に理由のないものではなかつたのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...理由のないことでない...
三木清 「歴史哲學」
...「愛情とは理由のない感情である...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...理由のないことではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それも理由のないことではないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...理由のない二朱の南鐐をめぐまれていた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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