...理想的な纒まりがないとでもいうような不満なものがあるからだともいえましょう...
上村松園 「画道と女性」
...陸羽は青色を茶碗(ちゃわん)に理想的な色と考えた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...次第に理想的なものに美化され...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...とてももう理想的な...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...そういう理想的な場合が事実上存在するかどうかを考えてみる...
寺田寅彦 「学問の自由」
...擬音のほうがかえって実際に近く聞こえるような状態では到底理想的なものはできないであろう...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...一種類しかイデオロギーのあり得ない――そうした理想的な――社会に於ては...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そのような理想的な・「理想主義的」な・「解釈」に依ってであるだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...決して自然科学の理想的な場合ではあり得ない...
戸坂潤 「科学論」
...実際にそんな理想的な力量が今日の社大党にないことは...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...南さんは理想的な状態にあった筈だ...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...ニュージーランドは今最も理想的な植民地になっているのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...理想的な空房である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...けれど私は手近にある此の理想的な方法に気が付かなかったのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...「全く幸福で理想的な生活だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...実に理想的な児だと信じて居る...
宮本百合子 「暁光」
...理想的な新婦の住居(すまい)が中の君を待っていたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その方法の中(うち)でも最も理想的なものの一つとして今云った自白心理を応用したものがある...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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