...理性的な反省があるからというのでは決してなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...少なくともここでは経験的・感性的・事実は先験的・理性的な概念乃至イデーからは説明出来ないことが実証された...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...感情的な又は理性的な明白性に求めようとする...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...勿論それは理性的な必然性は持たぬであろう...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...理性的な意識で作品に対するからだと...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...(没理性的な影響は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...没理性的な美しさとして心に残りますと...
豊島与志雄 「白蛾」
...その没理性的な感情の強烈さは...
中島敦 「斗南先生」
...極めて理性的なものと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この徳に至るためには段階的に「倫理的徳」即ち魂の非理性的な部分に対する理性的部分の支配と秩序付けが前提されるのである...
三木清 「哲学入門」
...むしろ感情的・理性的なものである...
三木清 「哲学入門」
...それと理性的なものとを調和させて美しき魂を作ることであると考えられるとすれば...
三木清 「哲学入門」
...蓋し種族は既に理性的なものに屬するところの内的普遍性といふ規定をもつてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...非理性的なんかというのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこでその過失の反理性的な処(とこ)に...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...彼は千鶴子よりも少くとも理性的なところが自分にあると思う以上...
横光利一 「旅愁」
...その理性的な眼ざしで...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでにキリシタンを説得しようとする理性的な態度を持っていないのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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