...地球は円板のようなものではなくて球形のものであるという結論を得たであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...地は太陰よりは大きく太陽よりは小さい球形の天体で...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...球形の天井が徐々に左右へ割れ...
海野十三 「空中墳墓」
...球形の外郭(がいかく)には...
海野十三 「三十年後の世界」
...球形の兜の中にある顔は...
海野十三 「地球要塞」
...それは私の棲んでいる球形の世界の数億人にのぼる人類のうち...
海野十三 「放送された遺言」
...衝突と灼熱と崩壊と蒸発と飛散とが一時に生じて瞬(またた)くうちにこのなつかしきわれらをのせている球形の世界を破滅消滅しさってしまうことであろうと信じます...
海野十三 「放送された遺言」
...球形の鬼あつまるものをよせあつめ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...こかい球形の泡が数珠玉(じゅずだま)のように上下に積みかさなっている場合の方が多い...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...また半球形の湯飲み茶わんに突然水を放射すると水は器壁に沿うて走り上り...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...大きな長方形の真空ガラス箱内の一方にB教授が「テレラ」と命名した球形の電磁石がつり下がっており...
寺田寅彦 「B教授の死」
...凡て球形のものには...
豊島与志雄著 「球体派」
...されば哲學者が想像した球形の一丸では...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...さびしい來歴むくむくと肥えふとつて白くくびれてゐるふしぎな球形の幻像よそれは耳もない 顏もない つるつるとして空にのぼる野蔦のやうだ夏雲よ なんたるとりとめのない寂しさだらうどこにこれといふ信仰もなく たよりに思ふ戀人もありはしない...
萩原朔太郎 「青猫」
...開けてみると、稍(やや)長目のもの、球形のもの、淡い青に白く斑点の浮出たもの、僧に似た褐色のもの、形も色も珍しく、畳の上に並べてみたが、どう並べてみてもしっくりと落着くのであった...
原民喜 「忘れがたみ」
...下降の速さは球形のものが大であること...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...右の深緑色球形のスイカは徳川時代から明治時代へかけての普通品で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...多数の花が球形の繖房花を形成し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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