...地球は円板のようなものではなくて球形のものであるという結論を得たであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...恒星は緩やかに回る球形の殻に固着されているものと考え...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それらが円く丸められて各々球形の質塊となり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...球形の部屋の一つを...
海野十三 「怪星ガン」
...「われらの棲んでいる球形の世界が破壊するのはいつのことなのであろうか? 天文学者の説くところによれば...
海野十三 「放送された遺言」
...「……いまから十分間後に私のすんでいる球形の世界が消滅してしまうなどというといかにも私がすこし気がふれてでもいるように思われることだろうが...
海野十三 「放送された遺言」
...その紙や岩をのせた球形の世界自身がいまから十分後には...
海野十三 「放送された遺言」
...そのうえとても耐えきれないことは私のすんでいる球形の世界が跡も残らぬように崩壊してしまって...
海野十三 「放送された遺言」
...それは私の棲んでいる球形の世界の数億人にのぼる人類のうち...
海野十三 「放送された遺言」
...衝突と灼熱と崩壊と蒸発と飛散とが一時に生じて瞬(またた)くうちにこのなつかしきわれらをのせている球形の世界を破滅消滅しさってしまうことであろうと信じます...
海野十三 「放送された遺言」
...いま恍惚と夢見るようにまっしろな球形の頭を微風になびかして音もなくふっわりと羽蟻のごとく飛びゆく数々の種子は青空の彼方へ飛び行く種子よ!周囲に呻吟するおれの希望を...
陀田勘助 「たんぽぽとおれの感傷」
...また半球形の湯飲み茶わんに突然水を放射すると水は器壁に沿うて走り上り...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...凡て球形のものには...
豊島与志雄著 「球体派」
...されば哲學者が想像した球形の一丸では...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...それに乗組員のはいれる球形のゴンドラと...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...さびしい來歴むくむくと肥えふとつて白くくびれてゐるふしぎな球形の幻像よそれは耳もない 顏もない つるつるとして空にのぼる野蔦のやうだ夏雲よ なんたるとりとめのない寂しさだらうどこにこれといふ信仰もなく たよりに思ふ戀人もありはしない...
萩原朔太郎 「青猫」
...右の深緑色球形のスイカは徳川時代から明治時代へかけての普通品で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...多数の花が球形の繖房花を形成し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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