...(そくえん: 俗物的、現世的な恋愛や縁を求めないこと)...
...(そくえん: 現世的な物事に惑わされること...
...(そくえん: 現世的な縁や欲望を断ち切り、本質的な縁に集中すること)...
...かの頑冥不霊(がんめいふれい)な霊魂のみがいつまでも現世的迷妄の奴隷として残るのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...さすがに現世的である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...かれらも現世的な富には恵まれず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...云わば現世的な常識生活が日々に新たであり而も日々平凡であるということが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...君達の貰える限りの勲章を僕のものにするのは易々(いい)たることだ」――モーツァルトは驕慢(きょうまん)な現世的な人達にこう言ったこともある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あらゆる現世的な歓楽や安逸(あんいつ)を無視して...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...現世的な生活から逃離し...
野村胡堂 「猟色の果」
...また前者は超現世的、超人間的であり、後者は現世的、人間的に一貫してきた...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それを一層現世的にするために...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...その目が現世的に生き生きしている...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...――全く少し感情の強い現世的な人間が...
宮本百合子 「京都人の生活」
...復活の後にあらゆる俗界的な愉快の伴う・地界的・現世的な・生があるかのように思いこんでいるものがいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現世的に無力となり終った知識人の隠遁所としてその頃始められた修道院のみであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼らはいかに現世的であるにもしろ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...現世的福祉と精神的福祉とは一つであった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...彼らがいかに現世的であるにもしろ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...それはもはや宗教ではなくして現世的権力である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...政権を擁する武士の階級にさえも現世的欲求を捨てて仏法に帰しようとするものが少なくはなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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