...(そくえん: 俗物的、現世的な恋愛や縁を求めないこと)...
...(そくえん: 現世的な物事に惑わされること...
...(そくえん: 現世的な縁や欲望を断ち切り、本質的な縁に集中すること)...
...現世的(げんせてき)執着(しゅうじゃく)の中(なか)で...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...かの頑冥不霊(がんめいふれい)な霊魂のみがいつまでも現世的迷妄の奴隷として残るのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...さすがに現世的である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...之は「俗悪」な現世的な自然探究や実験を以て...
戸坂潤 「思想としての文学」
...極めて現世的な黄金のロープで結び付けられたことは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あらゆる現世的な歓楽や安逸(あんいつ)を無視して...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...ところが何(ど)うして、これはそんな生優しいものでは無く、最も現世的で、最も愚劣で、最も刺戟的で、最も悪魔的な意図と欲求を持った者の、隠れ遊びの場所に過ぎなかったことは、クラブの壊滅と共に、東京中の新聞に伝えられる日が来ました...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...主に恋愛その他の現世的な生活実相から取ったもので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その目が現世的に生き生きしている...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...――全く少し感情の強い現世的な人間が...
宮本百合子 「京都人の生活」
...自分の中にある現世的なものフィリスチン風な要素をも否定する...
三好十郎 「恐怖の季節」
...彼自身の実生活はまったく現世的に常識的で...
三好十郎 「恐怖の季節」
...現世的な努力を表現してゐるやうに感じて...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...何かしら現世的な立身出世の方を重んじているのだ」などと思いこむにいたっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時人(じじん)はもう余りにも現世的な快楽主義に惑酔(わくすい)し...
吉川英治 「大岡越前」
...彼らはいかに現世的であるにもしろ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...政権を擁する武士の階級にさえも現世的欲求を捨てて仏法に帰しようとするものが少なくはなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...現世的な利を追うことに関与するのは柄でない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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