...(そくえん: 俗物的、現世的な恋愛や縁を求めないこと)...
...(そくえん: 現世的な物事に惑わされること...
...(そくえん: 現世的な縁や欲望を断ち切り、本質的な縁に集中すること)...
...君達の貰える限りの勲章を僕のものにするのは易々(いい)たることだ」――モーツァルトは驕慢(きょうまん)な現世的な人達にこう言ったこともある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...極めて現世的な黄金のロープで結び付けられたことは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ところが何(ど)うして、これはそんな生優しいものでは無く、最も現世的で、最も愚劣で、最も刺戟的で、最も悪魔的な意図と欲求を持った者の、隠れ遊びの場所に過ぎなかったことは、クラブの壊滅と共に、東京中の新聞に伝えられる日が来ました...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...哲学に関する超現世的瞑想(めいそう)風のもので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...主に恋愛その他の現世的な生活実相から取ったもので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その目が現世的に生き生きしている...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...――全く少し感情の強い現世的な人間が...
宮本百合子 「京都人の生活」
...彼自身の実生活はまったく現世的に常識的で...
三好十郎 「恐怖の季節」
...現世的な努力を表現してゐるやうに感じて...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...何かしら現世的な立身出世の方を重んじているのだ」などと思いこむにいたっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...復活の後にあらゆる俗界的な愉快の伴う・地界的・現世的な・生があるかのように思いこんでいるものがいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ現世的な栄華栄誉の意味...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現世的問題について戦ったのである...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...それよりもさらに一段と現世的意義ある疑問は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かかる現世的流転を超越せる永遠なる神の国の姿とを洞見し...
和辻哲郎 「鎖国」
...政権を擁する武士の階級にさえも現世的欲求を捨てて仏法に帰しようとするものが少なくはなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...現世的価値の破壊は直下にこの生を実現し得んがための価値倒換にほかならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...現世的な効果のために行なわれるのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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