...この書店は珍書が多いと評判です...
...彼は珍書好きで有名です...
...彼の本棚にはたくさんの珍書があります...
...この本はかなり珍しい珍書です...
...珍書には価値があるものも多いです...
...この本は勿論珍書ではあるまい...
芥川龍之介 「点心」
...どんな高い価(ね)を払つても珍書を集めようとする輩(てあひ)が居る...
薄田泣菫 「茶話」
...魯庵氏は人に知られた珍書通だけに...
薄田泣菫 「茶話」
...此の河岸の古本屋で珍書を漁(あさ)る人も鮮(すくな)くないが...
辰野隆 「愛書癖」
...彼は好んで落丁のある珍書を安く買い集めていた...
辰野隆 「愛書癖」
...彼の無二の珍書が馬乗りに跨がつて...
辰野隆 「書狼書豚」
...謝在杭・徐※・毛晉(汲古閣)・錢謙益(絳雲樓)などは互に珍書の收藏を誇つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...殊にそれは珍書の解題であるから...
内藤湖南 「支那目録學」
...他方には珍書の目録もあつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...皆珍書であったそうである...
永井荷風 「梅雨晴」
...もし翰が持出した珍書の中にむかし弘前(ひろさき)医官渋江氏旧蔵のものが交(まじ)っていたなら...
永井荷風 「梅雨晴」
...それ等はさほど珍書とはいえない...
中里介山 「生前身後の事」
...剽窃の常習犯者と見れば大差なしである図書尊重の念を薄からしむ古珍書を骨董品視する玩物喪志の輩は例外とし...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...今は天下一品の古珍書なりとて...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...頃日(このごろ)珍書刊行会が『後昔物語(のちはむかしものがたり)』を刊したのを見るに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大正五年に珍書刊行会で公にした『劇界珍話』は飛蝶(ひちょう)の名が署してあるが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...珍書刊行會は曾(かつ)て抽齋の奧書のある喜三二が隨筆を印行したが...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...およそこの国の歴史に関する秘記珍書はたちまち充棟(じゅうとう)するほど蒐(あつ)められたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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