...この書店は珍書が多いと評判です...
...彼は珍書好きで有名です...
...彼の本棚にはたくさんの珍書があります...
...この本はかなり珍しい珍書です...
...珍書には価値があるものも多いです...
...この本は勿論珍書ではあるまい...
芥川龍之介 「点心」
...珍書稀本書画骨董の蒐集家として聞えているが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...その書棚の或る一つに雑然と積みかさねられてある雑部門の珍書などを手にとってみていた...
海野十三 「階段」
...珍書10・20(夕)コロムビア大学のブランダー・マシウス教授が...
薄田泣菫 「茶話」
...どんな高い価(ね)を払つても珍書を集めようとする輩(てあひ)が居る...
薄田泣菫 「茶話」
...此の河岸の古本屋で珍書を漁(あさ)る人も鮮(すくな)くないが...
辰野隆 「愛書癖」
...それが今では珍書中の珍書で...
辰野隆 「愛書癖」
...印刷の力で珍書でも何でもなくなる運命になったからである...
辰野隆 「愛書癖」
...多少は珍書もある...
土田杏村 「私の書斎」
...殊にそれは珍書の解題であるから...
内藤湖南 「支那目録學」
...他方には珍書の目録もあつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...この珍書は日本演劇並(ならび)に浮世絵研究者に取りて二様(によう)の興味を感ぜしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...もし翰が持出した珍書の中にむかし弘前(ひろさき)医官渋江氏旧蔵のものが交(まじ)っていたなら...
永井荷風 「梅雨晴」
...骨董家(こっとうか)は指環を、学生は珍書を、詩人は気に入った住居を、恋びとは秘密のひきだしを、みなそれぞれに持っている...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...頃日(このごろ)珍書刊行会が『後昔物語(のちはむかしものがたり)』を刊したのを見るに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...珍書刊行會は曾(かつ)て抽齋の奧書のある喜三二が隨筆を印行したが...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...珍書画の蒐集に没頭していた故伯爵が四五年前に肺病で死ぬと間もなく未亡人は...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...およそこの国の歴史に関する秘記珍書はたちまち充棟(じゅうとう)するほど蒐(あつ)められたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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